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急行シュプール号(JR西日本)◆データファイル

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シュプール号のヘッドマーク spur

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急行シュプール号(JR西日本)の簡単な解説

◆ 大阪・姫路~黒姫を米原経由で結んだスキー向け列車、急行シュプール号。シュプール●●と、地名が続く名称のスキー列車も数多く登場したが、この列車は単純に「シュプール」号だった。どちらかと言えばスキーブームが下火傾向に入ってからの登場という印象だ。

というのも、JR西日本系のシュプール・シリーズの主要ルートがいくつかあり、大糸線系のシュプール白馬・栂池号、信越本線系のシュプール妙高・志賀、そして上越線系のシュプール苗場・湯沢など(いずれも急行)が存在したのだが、そのうちの1系統を残して運転を終えることにより、最後に残った急行シュプール妙高・志賀の流れをくむ信越本線系のルートがシンプルに「急行シュプール号」となったものだからだ。ただ、興味深いのはシュプールバス乗換駅の一つに糸魚川駅が設定されていたこと。つまり、大糸線方面の白馬・栂池・八方尾根なども目的地として含まれていたことだ。

同様の区間設定で上りのみの、特急シュプール雷鳥信越号や特急シュプールサンダーバードが共存していたが、それらは「その日のうちに帰りたい」人向けに速達性を高めたもので、列車の号数が両者合わせての通し番号になっていたシーズンもあった。

2002年12月26日運転開始で583系・485系が使用されたが、583系の編成中に485系を混結して運転したものもあった。2006年3月10日までの運転で4回のスキーシーズンにわたって活躍したと言える。ラストシーズンは姫路発着の設定はなく、大阪発着だった。

2019年に京都鉄道博物館において489系を白山色にラッピングする企画があり、その車両のヘッドマークの一つとしてシュプール号のマークが掲げられ、話題になった。

シュプール号のヘッドマーク

ピンク色の背景がとっても鮮やかなのに加え、JR西日本が使用している雪だるまのキャラクターがかわいいのでインパクト抜群だった。このボンネット型用の他に485系300番代(1000番代など)のタイプや583系用のマークもあった。

シュプール号(JR西日本)のデータファイル

【登場時:2002年12月26日】

02/12/26~03/3/15 (下3・上2)
●1・4号(寝台急行) 大阪~黒姫 583系7両(G1)
●5・6号 姫路(または大阪)~黒姫 583系10両(G1・A1)
・ ※ 583系9両(G1)(+485系2両を挟む)合計11両の日あり
●3号 大阪⇒黒姫 485系9両(G1)

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03/12/25~04/3/12 2往復
●1号 大阪→黒姫 485系9両(G1)または583系7両(G1)
●3・4号 姫路・大阪〜黒姫 583系10両または583系7両。(A寝台1の日あり)
・ ※ 583系9両(G1)(+485系2両を挟む)合計11両の日あり。
●6号 黒姫→大阪 583系7両(G1)

※1号を除き寝台急行扱いの日あり。

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04/12/23~04/3/13(下2・上1)
●1号 大阪→黒姫 スーパー雷鳥編成485系9両(PG1)
●3・4号(寝台急行) 姫路・大阪〜黒姫 583系10両(A寝台1)

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05/12/27~06/3/10 (1往復・寝台急行)
●大阪〜黒姫 583系9両(G1)

シュプールバスについて

乗換駅は糸魚川・妙高高原・黒姫の3駅。

《糸魚川》
・・・白馬乗鞍・栂池・岩岳・八方尾根・白馬47スキー場(いずれも1000円)

《妙高高原》
・・・新赤倉・赤倉温泉。(いずれも200円)
・・・池の平・杉野沢。(いずれも200円)

《黒姫》
・・・黒姫高原(450円)。
・・・熊の湯・一の瀬・奥志賀(いずれも1600円)。
・・・飯山・斑尾高原(いずれも1490円)。
・・・信濃平・戸狩スキー場(ここまで1380円)・野沢温泉GH(1490円)

 

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