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新幹線さくら号の簡単な解説
◆新幹線さくら号。2011年3月に念願の九州新幹線全通と同時に、山陽新幹線との直通運転が始まった。新大阪~九州という直通運転で新幹線みずほ号に次ぐ役割の印象が強いが、実際には九州内だけを走る速達版としての役割もあり、N700系と共に800系も使用している。高い人気を誇った寝台特急さくら号の愛称の復活ということで大きな話題を振りまいた。
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◆新幹線さくら号のデータファイル
【登場時:2011年3月12日】
・ ●運転区間:新大阪~鹿児島中央 運転本数:直通11往復・その他に九州内速達列車あり。
・ 使用車両:N700系(7000・8000番台)・800系
【2012年3月17日改正】直通列車で7往復増発。
【2013年3月16日改正】所要時間短縮⇒最速4時間1分。広島発着の「さくら号」登場。
【2016年4月14日災害】熊本地震の影響により、博多以南運休。すべて博多駅発着で運転。
【 同年7月4日】地震前の運転本数へ戻るが、一部徐行運転を継続。
【2017年3月4日改正】熊本地震に伴う徐行運転をすべて解除。元の速度に戻る。
【2019年3月16日改正】車内販売を廃止。
◆新幹線さくら号の画像集
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N700系に勾配対策を施して8両編成化した7000番代と8000番代を使用して運転される新幹線さくら号だ。7000番代はJR西日本所有、8000番代はJR九州所有ということで、番代の違いは基本構造の違いではなく、所有会社の違いを表すものだ。ちなみに、N700系の基本形とは外観上、ライン・ロゴマークの違いに加え、青磁色という青みがかったベースカラーという点でも違いがある上、8両編成と短いため、見分けるのは意外と簡単だ。
◆新幹線さくら号の車内
画像はJR九州所属のN700系8000番代(R編成のもの)であるが、基本的に共通仕様となっているようだ。落ち着きのあるベージュ色系のモケット柄は目に優しく、くつろげる雰囲気を作り出している。ちなみに、JR西日本所属は7000番代でS編成と呼ばれている。
普通車・指定席の座席は4列シートとなっており、幅の印象という点ではグリーン車にも引けを取らないゆったり感がウリである。数値で実際に比較してみると460mmということで、3列シートの場合のB席と同じ数値だが、その場合のA・C席は440mmとなる。また、D・E席は430mmが並ぶ形となるので、やはり大きな違いが感じられる。もっとも、実際のグリーン車の数値はもっとゆったりしており、475mmである。
普通車の車内に目を向けると、天井や窓枠パネルなどは基本的に東海道山陽新幹線のN700系のものを踏襲しているようだが、なんとなく山陽・九州用の方が明るい印象を受けた。
それは照明の色のせいなのか、フロアの配色のせいなのか、正確なことはわからないものの、個人的にはこちらの方が好印象だった。
この2列シートならではのなせる業だと思うが、手すりに収納式のカップホルダーがついていてけっこう便利だった。
よく見ると「使用時は必ず押し下げてください」と書かれていた。この指示通りにしないと、ホルダー部分がふらついてカップが倒れたりする危険があるのだと思われる。
◆お役立ちサイトご紹介
・ 【座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。 ●N700系さくら ★シートマップ