特急シュプール雷鳥信越号の簡単な解説
◆ 黒姫から直江津を経由して関西圏に至る、帰りのみ設定の特急扱いのスキー専用列車、特急シュプール雷鳥信越号。この区間にはすでに急行シュプール妙高・志賀号が設定されていたが、上り列車の1本を除きすべて夜行列車の設定。そこで、当日帰着の1本の列車の速達性を高めて特急格上げすることになったのがこの特急シュプール雷鳥信越号というわけだ。
使用した編成は、通常の485系に加えスーパー雷鳥編成、急行能登の489系など、いくつかのタイプがあった。2001年までは金沢区、2002年以降は京都の車両が使用されたようだ。1999年~2002年は特急シュプールサンダーバード号と共存し、同じスジで運転日違いの存在だった。
面白いのは2002年年末~2005年春までの3シーズンで、1本しか運転されないのに特急シュプール雷鳥信越2号と、号数が表記されていた点だ。何を今さら!という感じだが、急行シュプール妙高・志賀号と共通での通し番号で「2号」となったようだ。
最後の2006年年始シーズンはパノラマではないタイプの先頭グリーン車が使用された。
特急シュプール雷鳥信越号のデータファイル
シュプール雷鳥信越号は常時上り1本の設定 (スーパー雷鳥編成はG2。その他はG1)
● 96/12/23~97/3/30 黒姫⇒神戸
・・・ スーパー雷鳥編成485系10両(G2)又は489系9両(G1)
● 98/1/4~97/3/22 黒姫⇒神戸
・・・ スーパー雷鳥編成485系10両(G2)又は489系(G1)9両・7両
● 99/1/2~1/3 黒姫⇒西明石 485系9両
● 00/1/2のみ 黒姫⇒西明石 485系7両
● 01/1/8~3/25 黒姫⇒大阪 485系7両
● 02/1/14~3/17 黒姫⇒大阪 485系9両
● 02/12/27~03/3/9 黒姫⇒大阪 485系9両
・・・ 特急シュプール雷鳥信越2号
● 04/1/11~3/14 黒姫⇒大阪 485系9両
・・・ 特急シュプール雷鳥信越2号
● 05/1/10~3/13 黒姫⇒大阪 スーパー雷鳥編成485系9両(PG1)
・・・ 特急シュプール雷鳥信越2号
● 06/1/9~3/12 黒姫⇒大阪 485系9両(非パノラマ・クロG1)
・・・ 号数なし
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オレンジ色の部分は特急シュプールサンダーバード号と共存期間。