急行シュプール苗場・湯沢号の簡単な解説
◆ 関西圏と上越線方面を結ぶスキー専用列車として1990年の年始から8シーズンにわたり活躍したシュプール苗場・湯沢号。関西からはかなり距離がある印象だが、越後湯沢は抜群のネームバリューがあり、苗場も野外音楽フェスなどで知名度を上げていたので一定の需要につながっていたようだ。
わざわざ遠方まで出かける人向けであることから乗り心地を考慮した編成を組んだシーズンが多かった。往復ともB寝台を中心にしたシーズンが多く、編成中にサロンカーを組み込んだ年もあった。
1992・93年のシーズンは急行シュプール白馬・栂池1号との併結が下りで行われ、93年は座席車のみの編成で帰りは昼行だった。
1997年のシーズンで終了したが、翌年からも3年間同じ目的地のまま北越急行ほくほく線経由で583系を使用する急行シュプール野沢・苗場号が設定されバトンタッチした。
※画像提供:Amanogawa_exp様
急行シュプール苗場・湯沢号のデータファイル
● 90/1/12~3/25 神戸~越後湯沢
・・・20系B寝台7両+電
● 91/1/11~2/28 神戸~越後中里
・・・20系B寝台7両+オハ14(サロンカー)+電
● 92/1/9~3/8 神戸~越後湯沢
・・・14系B寝台5両(下りはシュプール白馬・栂池1号と併結)
● 93/1/14~2/28 神戸~越後湯沢
・・・14系座席車のみ5両
● 94/1/13~3/20 神戸~越後湯沢
・・・14系B寝台5両(以後再び単独運転になる)
● 95/1/13~3/19 神戸~越後湯沢
・・・14系15形B寝台6両
● 96/1/12~3/17 神戸~越後湯沢※
・・・24系25形B寝台8両+電
・・・阪神淡路大震災のため1/19~大阪発着
● 97/1/9~3/16 神戸~越後湯沢
・・・24系25形B寝台8両+電
急行シュプール野沢・苗場号へ。