リゾートサルーン・フェスタの簡単な解説
◆ JR西日本・広島支社のジョイフルトレイン、「リゾートサルーン・フェスタ」は、キハ58系気動車を改造して1988年に登場した。すべてグリーン車扱いである。
先頭部は角度をつけた曲面ガラス2枚の前面窓、および前面窓下にある大きな「口」が特徴的な車両だった。上唇は固定され、下唇にあたる部分を開閉させることができた。単なる飾りではなく、口の内部にLED表示機とスピーカーが内蔵され、口を開いて音声を発する。先頭部の窓は、JR東日本のジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」の展望車と同じ窓を利用して、下部を切り詰めたものだという。
編成の両端は天窓のあるハイデッカーで眺望が良く、運転室が客室より低い位置であることから、ハイデッカー部分の客室からの前面展望も良好だった（定員8名）。
リゾートサルーン・フェスタ（JR西日本・広島）
リゾートサルーン・フェスタの編成
車両番号の横の（ ）内は旧車両番号。
• キロ59 552（旧キハ58 295） – 先頭車、定員44人
• キロ29 553（旧キハ28 2056） – 中間車、フリースペース
• キロ59 553（旧キハ58 135） – 先頭車、定員44人
