【観光列車】特急花嫁のれん号◆データファイル | 列車データ館
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【観光列車】特急花嫁のれん号◆データファイル

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特急花嫁のれん号の簡単な解説

◆ 金沢~和倉温泉を結ぶ観光特急として2015年10月3日にデビューした列車。この年、10~12月に開催された北陸デスティネーションキャンペーン「日本の美は北陸にあり」に合わせての登場だった。キハ48形2両からの改造ということで種車は一般型気動車だが、その手の入り様はなかなかのもので「豪華観光列車」という位置づけでの登場となる。「和と美のおもてなし」というコンセプトが十分に感じられる列車と言っていいだろう。

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土曜・日曜を中心に多客期を含む運転予定となっており、年間150日ほど予定されている。金沢~和倉温泉間を1時間20分前後で走るので、決して長すぎて間延びする印象はない。気軽に旅行行程の一部として組み込めるところが良いところだろう。

2両編成でそれぞれ24名・28名の合計定員52名。イベントスペースや物販スペースがあるだけでなく座席配置そのものがゆったりとしたものになっている。七尾駅にてこの花嫁のれん号を迎え撮影したのだが、入線するときに一青窈さんの名曲「ハナミズキ」のメロディーが流れ、華やかできらびやかな車両がやってくる演出はなかなか感動的で素敵だった。

運転区間は、683系電車を使用する特急能登かがり火号と完全一致している通り、すべて電化されているわけだが、今後非電化区間への入線にもフレキシブルに対応できるようにということで気動車を採用したらしい。まだ計画は未発表だが、のと鉄道線への入線や氷見線・城端線・高山本線といった路線への出張走行も見られるようになるのだろうか。

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特急花嫁のれん号のデータファイル

【登場時:2015年10月3日】運転区間:金沢~和倉温泉 使用車両:キハ48系

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【車両について】

1号車(キハ48 1004)定員24席

和倉温泉・加賀屋仕込みのおもてなし

2号車(キハ48 4)定員28席

デザインコンセプトは「和と美のおもてなし」を基にしておりデザイン担当:山内陸平氏監修、井上昭二氏、山本俊治氏。輪島塗・加賀友禅・金沢金箔など、石川県の伝統工芸に彩られている。

なお、山内氏と井上氏は近鉄特急しまかぜをデザインした方だという。

花嫁のれん号のいろいろな味付けは和倉温泉の高級旅館として名をはせる「加賀屋」によるものだそうだ。

列車という特殊な環境において「走る加賀屋」となっているかどうかの評価は人それぞれかと思うが、おもてなし列車としては十分魅力あると感じる。もっとも、走る加賀屋である必要はないかもしれない。

この路線における気動車列車としては、急行能登路号や特急ゆぅトピア和倉号を思い出す方もいらっしゃると思うが、これほどまでに華やかさを重視した列車は初めてだろう。付け加えると、大半の設定ではのと鉄道の観光列車「のと里山里海」号との乗り継ぎが想定されたダイヤが組まれている。

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