特急ワイドビューひだ・特急ひだ号◆データファイル | 列車データ館
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特急ワイドビューひだ・特急ひだ号◆データファイル

特急ひだ号・新型ハイブリッド車両
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特急ひだ号の簡単な解説

◆ 名古屋・大阪~高山・飛騨古川・富山を結ぶ特急列車として運転されている特急ひだ号。1996年7月からはワイドビューひだ号として親しまれてきたが、JR東海ではすべての「ワイドビュー」特急を2022年3月改正からシンプルな名称に戻した。

以前は大阪発着の設定はなかったが、急行たかやまを特急格上げして愛称統一する形でそのままワイドビューひだ号に組み入れられた。2001年10月のダイヤ改正までは名鉄の8500系気動車特急北アルプスとの併結運転を行なう列車も1往復存在した。

特急ひだ・新車両はハイブリッド電気式

まだまだ古さを感じさせないキハ85系も早いもので30年の歳月が経過した。JR東海はその後継車両を発表。HC85系と定められたハイブリッド電気式気動車だが電車形式のモハ・クハといった符号がつく。営業運転開始は2022年7月1日。当初2往復でスタートしたが、8月からはさらに1往復増、そして2023年3月改正からは大阪発着も含めすべての特急ひだ号がHC85系での運転となる。

HC85系特急ひだ号。

エンジンで発電機を回してモーターで走るタイプで、蓄電池を搭載して電気を効率よく使う車両だ。エンジンが2基から1基になるのでメンテナンス性や静粛性にも優れている。

特急ひだ・鈴川絢子さん特製ヘッドマーク

特急ひだ・鈴川絢子さん特製ヘッドマーク

※画像提供:KOGANETURBO様

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特急ひだ号・データファイル

【登場前:1966年3月5日】準急ひだ号を急行格上げ

【登場時:1968年10月1日】
・ ●運転区間:名古屋~金沢  運転本数:1往復  使用車両:キハ82系
【1976年10月1日改正】名古屋~高山に2往復増発⇒3往復
【1978年10月2日改正】名古屋~高山に1往復増発⇒4往復
【1980年10月1日改正】イラスト入りのヘッドマークを採用。気動車特急としては全国初。
【1985年3月14日改正】飛騨古川~金沢間を廃止。

カーブを駆け上がるワイドビューひだ
【1989年2月18日】1往復にキハ85系を導入。
【 同年3月11日改正】急行のりくら号を1往復格上げして特急ひだ号が5往復に。
【1990年3月10日改正】エル特急に指定。一部列車を富山まで延長。全列車キハ85系化。
・ スピードアップ。それまで名古屋~高山間は2時間50分前後だったが、最速2時間16分に短縮。
【1991年3月16日改正】名鉄キハ8500系気動車を導入した特急北アルプス号と、美濃太田増解結を行なう臨時特急ひだ号を設定、併結運用開始。また、弾性両開きポイントを導入して時間短縮。名古屋~高山間で7分短縮⇒2時間9分に。
【1994年10月25日イベント】高山本線60周年記念でキハ82系メモリアルひだ号を運転。
【 同年12月イベント】高山本線全通60周年&美濃加茂市制40周年記念でメモリアル6040ひだ号を運転。高山本線で最後のキハ82系運転。
【1996年7月25日】ワイドビューを冠して呼ぶようになった。(時刻表では9月から)

【2001年10月1日改正】特急北アルプス号廃止。
【2004年10月災害】台風・水害により、高山~富山間が運休に。飛騨古川以南は11月に復旧。
【2007年9月8日復旧】高山本線の全線復旧。
【2009年3月14日改正】富山~猪谷間の車掌業務をJR西日本富山地域鉄道部担当に変更。
【 6月1日】全車両禁煙化。
【2013年3月16日改正】車内販売を廃止。
【2018年3月17日改正】エル特急指定解除(種別を廃止)。
【 7月1日】グリーン車で無料Wi‐fiサービス開始、11月21日からは全車両で。
【2019年12月12日】新型車両HC85系(量産先行車)公開。
【2022年3月12日】ワイドビューの名称を終了。特急ひだ号に。
【2022年7月1日】HC85系営業運転開始。
【2023年3月18日】HC85系への置き換え完了。キハ85系での運用終了。

HC85系特急ひだ・最後尾

◆特急ワイドビューひだ号・ひだ号の画像集

高山本線沿いには木曽川・飛騨川沿いの素晴らしい景観の場所が数多くある。
特急ワイドビューひだ号・坂祝~鵜沼間各務原市と坂祝町の境付近で日本ラインで有名なエリア。かつては川下りの船が運行されていたのでタイミングが良ければ舟が見えることもあった。

特急ワイドビューひだ号・美濃太田~坂祝間
美濃加茂市の国道248号線高架下を通過中のワイドビューひだ号。高山本線の中心駅である美濃太田駅から岐阜方面に向かう。 高山本線は現在もなお単線で営業しているがダイヤ設定には余裕があり、高速性能を十分に発揮した運転が可能である。ちなみにキハ80系時代は名古屋~高山間約2時間50分かかっていたが、現在は2時間20分を切る。

 

坂祝駅は以前セメント貨物が走っていたことで知られているが、その名残の建物がバックに写っている。この坂祝駅で列車交換が行われることもある。坂祝駅は高山本線の中でとりわけ難度の高い難読駅名だ。

この時のワイドビューひだ号は下り列車が前後とも非貫通の流線型先頭車、上り列車が前後とも貫通型の先頭車だった。

 

特急ひだ号・キハ82

国鉄時代の懐かしい特急ひだ号の姿。車体側面の窓上に貼られているJNRマークの金属プレートが時代を物語っている。しかし、ディーゼル特急の中ではとりわけ早い時期からイラスト・トレインマークが採用されていたことから、当時から強化指定の列車であったことがうかがい知れる。

 

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