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アイランドエクスプレスⅡの簡単な解説
◆ JR四国のジョイフルトレインとして、DE10型ディーゼル機関車で50系客車を牽引するアイランドエクスプレス四国があったが、老朽化したため置き換え用として登場したのがキハ185系アイランドエクスプレスⅡである。運転台を持たないキロ186形2両だけで、いずれも中間車なので通常の先頭車両に挟まれる形で運転されてきた。
1999年8月に登場して以来20年以上にわたって活躍してきた。しかし、2016年7月からは、1両(キロ186-8)+先頭車2両での運用となった。それはもう1両(キロ186‐4)がJR四国多度津工場において、四国まんなか千年物語の中間車に改造されたからであり、再びアイランドエクスプレスⅡとして2両連なる姿を見ることはできなくなった。相棒を失って走る姿は車体のはかなげで美しいデザインと相まって寂しそうに見えたものだ。
そしてついに2021年春、伊予灘ものがたり号の車両が新しくなる(3両編成)との発表があったのだが、その中間車両になるのがまさにこのアイランドエクスプレスⅡの最後の1両となり、残念ながらこれによって人知れず姿を消したことになる。コロナ禍によって出番を失っていたゆえの残念な幕引きとなった。
※画像提供:堤様・谷澤良二様
アイランドエクスプレスⅡのデータファイル
【登場時:1999年8月】運転区間: JR四国管内中心
・ 車両形式:キハ185系(中間車のみの2両)
【2017年1月】キロ186-4が「四国まんなか千年ものがたり号」に転用され残り1両に。
【2021年3月】キロ186-8も、2代目伊予灘ものがたり用に転用されることが決まり、運用終了。
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【車両番号】キロ186-4・8
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