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いきいきサロンきのくに号の簡単な解説
12系客車改造の和式客車6両編成で、4号車のイベントカー以外は掘りごたつや座卓を備えたお座敷になっている。外観は、窓が上下に大きく広げられて視界が大きく広がっていることが特徴。さらに両端の貫通扉をつぶして非貫通となり、例えるなら24系客車の電源車のような雰囲気になった。3つの窓にかかるようにブラックアウトされているため、遠くから見ると横に長くつながった窓のように見えたがそれぞれ独立した窓だった。
元々は天王寺鉄道管理局(竜華客貨車区⇒和歌山電車区)所属のお座敷客車で、通称「ワカ座」と呼ばれた。12系を使用したお座敷列車としては全国で4例目のものだった。
1989年に「いきいきサロンきのくに」として改造され、編成定員は256名から152名と大幅に減少した。4号車がイベントカーとしてフリースペースになったことがおもな理由だが、輸送容量よりもサービス重視に変わっていった時期であることがうかがい知れる。車両はその後、1997年に宮原運転所へ転属。長らく活躍したが2007年11月5日に廃車となった。
※画像提供:amanogawa_exp様
いきいきサロンきのくにのデータファイル
【登場時:1981年7月】通称:ワカ座として。
・ 使用車両:12系(6両)
【1989年9月】いきいきサロンきのくにとして再デビュー。
【1997年】宮原運転所に転属。
【2007年6月】運用離脱
【2007年11月】廃車。
いきいきサロンきのくに号の車両
●1号車 スロフ12 807 (スハフ12 1)定員28人●2号車 オロ12 813 (オハ12 1)定員32人●3号車 オロ12 815 (オハ12 3)定員32人●4号車 オロ12 814 (オハ12 2)イベントカ―●5号車 オロ12 816 (オハ12 4)定員32人●6号車 スロフ12 808 (スハフ12 2)定員28人※ カッコ内は種車。
ワカ座と呼ばれた時代
●1号車 スロフ12 807 伊勢(スハフ12 1)定員40人●2号車 オロ12 813 伊賀(オハ12 1)定員44人●3号車 オロ12 815 河内(オハ12 3)定員44人●4号車 オロ12 814 大和(オハ12 2)定員44人●5号車 オロ12 816 和泉(オハ12 4)定員44人●6号車 スロフ12 808 紀伊(スハフ12 2)定員40人※ カッコ内は種車。地名はワカ座時代の車両愛称。
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