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リゾートみのり号の簡単な解説
◆ 仙台~新庄を陸羽東線経由で結ぶ臨時快速列車として週末を中心に運転されていたリゾートみのり号。紅葉や新緑の美しい鳴子峡・小国川沿いの景色を楽しむ乗客の利用が多く、オンシーズンには景色を楽しむための低速走行をするエリアもある。もちろんその時期には運転日が大幅に増える。
また、東北地方有数の温泉地帯であり、特にその中心にあたる鳴子温泉では8種類もの泉質を楽しむことが出来る。そんな温泉目的の乗客も少なくない。 信越本線の特急みのり号とは全く関連はない。
2020年8月10日のラストラン(旅行商品)を最後に引退した。コロナウィルスの影響でラストランイベントの実施が危ぶまれたが、6月の予定を延期しての実施が決定した。なお、7月23日からは快速湯けむり号がキハ110系ラッピング車両で運転されている。
◆早春の快速リゾートみのり号
◆陸羽東線メモ
・奥の細道ゆけむりラインという別名を持つ陸羽東線は、東北本線小牛田駅を起点とし、東北新幹線乗換駅である古川、伊達政宗ゆかりの地岩出山・有備館、また鳴子温泉を通り、山形県にはいると最上町にある赤倉・大堀・瀬見などの温泉地を通り奥羽本線(山形新幹線)新庄駅に至る。
国鉄時代と比較すると駅名が数多く変更されたことがわかるが、その多くは温泉関連の駅名になっており、ゆけむりラインという名とともに「温泉観光」に力を入れている様子がよくわかる。
◆快速リゾートみのり号の初夏
・夏でも過ごしやすい鳴子温泉郷や最上温泉郷を走る快速リゾートみのり号。新緑の美しい季節には紅葉の時期と同様に自然を満喫するための低速運転を実施する。そして、そんな走行シーンを国道47号線の大深沢橋から撮影するのが定番となっており、望遠カメラを手にした人たちの姿を度々見かける。陸羽東線の初夏の風物詩と言っていい光景の一つだ。鵜杉~瀬見温泉間の川沿いもオススメの撮影ポイントの一つだ。
◆快速リゾートみのり号の秋
・紅葉で名高い鳴子峡の区間、鳴子温泉~中山平温泉間5.1kmのうち、小牛田起点47.57km地点から47.631km地点までの61mの区間で速度を落として運転し、乗客に紅葉の美しさを堪能してもらうサービスを実施する。ちなみに、この時期にはリゾートみのり号のみならず、その他の一部列車でも減速運転のサービスを行なっている。
◆快速リゾートみのり号の冬
・ 山形県の新庄駅から豪雪地帯を経て鳴子温泉を通り、その間に猛烈な勢いの雪に見舞われてくるため、この時期の快速リゾートみのり号はかなりの着雪が見られる。 それでもいつも通りに定時で運転されており、夕暮れの陸羽東線を快走していく。黄色身を帯びた室内の照明がなんともいい雰囲気を出している。
◆その他のリゾートみのり号画像
・通常、快速リゾートみのり号としての運転ではなかなかお目にかかれない中間車のお顔だが、先頭車の故障によって減車となって現れた日があった。風っこストーブ列車への増結として活躍することがあるが、その際にはヘッドマークが装着されるので「ヘッドマークなし」で運転されている珍しい画像と言っていいだろう。一方、風っこストーブ湯けむり号運用に組み込まれている画像も載せておきたい。鳴子温泉駅にて折り返しまで待機する、リゾートみのり号の中間車を先頭にした編成。ヘッドマーク取付けステーを用意して装着しているが、これは「風っこ」も同様。
◆リゾートみのり号のお役立ちサイトご紹介
●【座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。 ●快速リゾートみのり号の車内
快速リゾートみのり号のデータファイル
【登場時:2008年10月1日】
・ ●運転区間:小牛田~新庄 運転本数:1往復(臨時) 使用車両:キハ48系専用車両
【2008年10月4日】仙台~新庄間で運行開始。
【2010年3月13日改正】仙台~新庄を正規運転区間とし、運転日が月・金・土・祝日を中心になった。
【2013年10月1日】5周年を迎える。4日から記念ステッカーを車体側面に掲示して走った。(右画像)
【2018年10月1日】10周年を迎える。
【2020年8月10日】ラストランイベント。廃止。