【ジョイフルトレイン】とれいゆつばさ号◆データファイル | 列車データ館
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【ジョイフルトレイン】とれいゆつばさ号◆データファイル

とれいゆつばさ2015/11/22 た行
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とれいゆつばさ号の簡単な解説

◆2014年7月19日にデビューした、新幹線車両初のリゾートトレイン「とれいゆつばさ」。従来からの新幹線つばさ号とは一線を画し、足湯を車内施設の目玉として設置するなど、既成の概念を大きく変える車両として注目を集めた。2022年3月6日の運転をもって惜しまれつつも定期運用を終了した。3月末までの臨時・団体運行の後、完全に引退する。

とれいゆつばさ・新庄駅

車両そのものは、元・秋田新幹線こまち号として走っていたE3系R18編成で、2014年3月改正でこれまでの役割を終えたあと、兵庫県の川崎重工にて改造工事を行なったもの。とれいゆつばさ号・山形駅

ネーミングのコンセプトは、英語のトレイン(列車)にフランス語で「太陽」を意味するソレイユを絡めた造語で、「(=太陽の恵みによる様々な食材)」、「温泉」「歴史・文化」「自然」を温泉街のように楽しむというテーマを凝縮した列車という意味。
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とれいゆつばさ号のデータファイル

【登場時:2014年7月19日】新幹線初のジョイフルトレインとして「こまち」用から改造のE3系R18編成を改造して登場。

【2019年4月6日】リニューアルして営業開始
【2022年3月6日】定期運用終了。(~月末に完全引退)

◆とれいゆつばさ・リニューアル(2019/4/6~)

【1】車内設備

●「案内ディスプレイ(多言語表記)」 車内7箇所に設置し、足湯の空き状況沿線案内を発信。
●「天童木工を使用したソファー」 16号車の足湯スペースに設置。
●「天童将棋駒等をデザインした座布団」 12~14号車のお座敷指定席において変更。
●「電源コーナー・」 15号車に新設。スマートフォンなどの充電にも使用いただけるします。
●「無線LAN」 全ての車内で設置。

【2】お弁当・メニュー内容

《リニューアル》◆厚揚げ田楽 ◆季節野菜のお浸しと蕎麦チップ ◆鱈の庄内味噌粕漬 ◆さくらんぼ鶏のつくねと紅花たまご卵黄西京漬 ◆三元豚と舟形マッシュルームのチーズ焼 ◆枝豆ギョロッケと山形の季節の野菜添え
《継続》・牛肉どまんなか「とれいゆつばさ」限定ピリ辛味 ・山形芋煮風 ・山形のお漬物 ・季節のデザート
(有)新杵屋と共同開発。

※お弁当は、「びゅう旅行商品」の現地発着プラン(山形駅~新庄駅間)、日帰りプランの利用で申し込める。

◆とれいゆつばさ号15号車・16号車を眺める

とれいゆつばさ号16号車足湯

この2つの車両は特別な目的の車両ということで、このドアからの乗車はできず、プラスチック製のチェーンが掛けられている。ドアが開いてもスタッフの方々のやり取りが行なわれるだけである。したがって、ホーム上にも「とれいゆつばさ」号の15・16号車の乗車位置案内の表示はなされていない。

15号車・湯上りラウンジ15号車の湯上りラウンジ&バーカウンターでは「足湯」から上がった方々がリラックスしたひと時を楽しむことができた。畳のお座敷と本桜のテーブルがスペシャルな語らいの時を演出してくれた。

15号車の16号車寄り半分のスペースはバーカウンターで、山形県の地酒やジュース類、アイスクリーム類などを販売している。カウンターの色が山形県の特産「べにばな」の色というこだわりもチェックしておきたい。1周年に合わせて販売メニューも充実。山形県産の「ラ・フランスワイン」「さくらんぼワイン」や「出羽桜 スパークリング日本酒 咲」「六歌仙 ひととき」などを提供する。「とれいゆ つばさ」グッズの販売も行っていた。

16号車が「足湯」車両。2槽の湯船があり、それぞれ数人ずつ腰かけられるようになっているようだ。足湯しながら車窓を眺めるという、今までにない旅の楽しみ方ができる「新しい列車」だ。

※ 当初、足湯コーナーは「びゅう旅行商品での乗客で足湯利用券を申し込んだ人だけ(13・14号車の席の方)が利用できる(つまり、みどりの窓口で購入した切符の方は利用できない)ということ」だったが、リニューアルに合わせて当日の空きがあればアテンダントから足湯利用券を購入できることになった。旅行商品とセットの場合は350円、ご乗車当日は380円。

加えて、特定の時間帯には足湯の見学ができるようにもなった。

ちなみに、「1回の利用は約15分ということ」を理解しておきたい。ちなみに、お湯は温泉のお湯ではないとのこと。足湯利用券購入者特典として、「冷やしシャンプー」ミニボトルがプレゼントされるようだ。

足湯とソファベンチ白と黒のソファベンチ
足湯の湯船の外、「小上り」は石張りになっていて、そのわきにソファベンチが置かれている。白系の爽やかな印象のものと黒系のシックな印象のものが置かれ、好みに合わせて選ぶことができる。

きっと、おもに女性にとってうれしい設備が更衣室だ。15号車から16号車に入ってロビーを過ぎてすぐの右側にあるのだが、「ストッキングを着脱する場所の心配」が解消できている。

◆とれいゆつばさ試運転初日~2014年6月25日

R18編成表示とれいゆつばさ号全体

遠方にその姿を確認した瞬間には「E5系?」と思うほど、メタリックなグリーン系の塗装が強い印象を与える。しかし、近づいてきて車体側面に描かれた波打つラインや清らかな白がやわらかな印象を与え、「非日常を楽しむ」列車として良いデザインだと思う。この日の試運転では通常の新幹線車両の場合と同様の高速運転をしていたとれいゆつばさ編成だったが、今後この速度での運転はあまり見られないだろう。
とれいゆつばさ号のサイドライン

カラーリングは、先頭から「最上川」を意識したブルー(ややグリーンっぽい印象だが)、円弧のラインは沿線の美しい山々を表現しながらこれまでの山形新幹線つばさのイメージを踏襲。そしてやわらかなグリーンは山形県の代表的な山、月山を表現、そしてパールな白は蔵王の清々しさをイメージしているという。

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