トマムサホロエクスプレスの簡単な解説
◆ JR発足した1987年の末に北海道で登場したジョイフルトレイン第3弾、キハ80系改造のトマムサホロエクスプレス。3両編成として始まったが、翌年には食堂車キシ80 501を組み込んだ5両編成となった。オールハイデッカー構造(食堂車除く)で客室床下の部分にスキー収納ロッカーが備わっていた(鉄道車両初だったという)。
1999年にはグリーン系の「マウントレイク」塗装となり、内装も一部変更され2002年8月まで運用された。その後登場時の塗装に戻されたが、さよなら運転を実施して同年10月で運用終了となった。
写真においては北海道第2弾で登場していた先輩のフラノエクスプレスと並ぶ姿が見られている。見比べるとよくわかるが、後発の分だけトマムサホロエクスプレス(左)の方がより一層丸みを感じられる先頭形状をしており、曲面ガラスを多用するなど、より高い技術で作り上げられていることがわかる。
トマムサホロエクスプレスのデータファイル
1号車から順に
キハ84 101(キハ80 160)定員44名
キハ83 102(キハ82 80)定員52名
キシ80 501(キシ80 29)食堂車
キハ83 101(キハ82 86)定員52名
キハ84 102(キハ80 166)定員44名。
なお、北海道で6編成続いたジョイフルトレインシリーズは以下の通り。
トマムサホロエクスプレス