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湘南ライナーの簡単な解説
◆ 東京~小田原を結んで、下りは夕方に、上りは朝に運転されるライナー、座席定員制列車。国鉄末期の1986年11月改正で登場した。首都圏のライナー列車と言えば、元々は回送列車の無駄を省くために客扱いを行なうようになったのが始まりというケースが多いが、この湘南ライナーの場合はそうではなくラッシュ時に普通列車として運転されていた185系車両が2扉であるために混雑・遅延の原因となっていたため、それを解消する目的で座席定員制を導入して登場したものだ。設定当初は全列車毎日運転だったが、現在では平日のみの運転となっている。
また、「湘南新宿ライナー」という列車も1988年~2002年の間に存在した。こちらは東京発着を新宿発着に変更したものであり、現在では上り列車を「おはようライナー新宿」と変更、下り列車を「ホームライナー小田原」として上下別名称を採用している。
※画像提供:Teru-t2様
しかし、2020/11になりJR東日本からの正式な発表により特急格上げは事実であることが分かったのだが、その愛称は「おだわら」ではなく「湘南」であることが分かった。2021年春、特急湘南号がデビューする。
湘南ライナーのデータファイル
【1986年11月1日改正】新規設定。185系を使用。
運転区間・本数:下4(東京→小田原3、東京→平塚1)、上2(小田原→東京1、平塚→東京1)。
【1988年3月13日改正】1往復増⇒下5・上3に。
【 同年7月6日改正】「湘南新宿ライナー」を新宿~小田原の座席定員制列車として新規に2往復設定(183系・9両)。
【1989年3月11日改正】上1増⇒下5・上4に。「湘南新宿ライナー」に特急あずさ用の183系使用開始(1往復)
【1990年3月10日】下り「湘南ライナー」の時刻を東京発毎時30分に統一。
【1991年3月16日】「湘南新宿ライナー」にグリーン車設定開始。品川発着の「湘南ライナー」を1往復新設⇒下6・上5に。
【1992年4月20日】2階建て車両・215系電車を湘南ライナーに投入。品川発着を東京発着に変更。
【1993年12月1日改正】藤沢駅にライナー専用ホーム設置。
「湘南ライナー」1往復増⇒下7・上6に。「湘南新宿ライナー」1往復増⇒3往復に。最高速度を95km/hから120km/hに変更。
この頃から、平日のみの運転がメインとなる。
【1994年12月3日改正】茅ケ崎駅にライナー専用ホーム設置。一部15両編成に。
【1996年3月16日改正】「湘南新宿ライナー」にスーパーあずさのE351系使用開始。
【1997年3月22日改正】「湘南ライナー」上1増(正確には臨時列車として)⇒7往復に。
【1999年3月1日改正】「湘南ライナー」1往復増(正確には臨時列車として)⇒8往復に。「湘南新宿ライナー」1往復増(正確には臨時列車として)⇒4往復に。
ライナー料金改定。310円⇒500円に。
【2002年7月1日改正】「湘南新宿ライナー」2往復あった183系使用列車をE257系に変更。 「湘南ライナー」下1増⇒下9・上8に。
【 同年12月1日改正】「湘南新宿ライナー」を愛称変更。「おはようライナー新宿」と「ホームライナー小田原」の上下別名称を採用した。
【2004年3月15日改正】「おはようライナー新宿」と「ホームライナー小田原」にスーパービュー踊り子号の251系の使用を開始。
【2008年3月15日改正】「おはようライナー新宿」と「ホームライナー小田原」合わせて1往復減⇒3往復に。「湘南ライナー」もすべて平日のみ運転に。
【2010年12月4日改正】「ホームライナー小田原」を1本減⇒新宿発着は2.5往復に。
【2013年3月16日改正】「湘南ライナー」上1減⇒下9・上7に。
【2014年3月17日改正】下り・大船・藤沢→小田原間を快速に変更。
【2021年3月改正】特急湘南号への格上げ、愛称変更により廃止。
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