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トワイライトエクスプレス瑞風号の簡単な解説
◆JR西日本が2017年6月から運行開始した豪華寝台列車。JR東日本のTRAIN SUITE四季島、JR九州のななつ星in九州と並ぶ国内のクルーズトレインの最高峰として並び立つ。
2015年春まで運行のトワイライトエクスプレスのコンセプトを引き継ぎつつも、関西~北海道の運転ではなく自社エリア内をおもな運行経路とする設定となっている。JR東日本のトランスイート四季島は上野発で周遊して上野に戻る設定しかないが、このトワイライトエクスプレス瑞風では山陰・山陽のコースそれぞれに片道コースが設定されていてリーズナブルな選択の幅がある。そして周遊できるコースも設定されている。
流れる風と山々を満喫する列車
瑞風とはみずみずしい風のこと。「瑞穂の国」と呼ばれる美しい日本に、新しいトワイライトエクスプレスという風が幸せを運んでくる情景をイメージ したという。
そして、その「風」をダイレクトに感じることができる室外展望デッキがトワイライトエクスプレス瑞風の最大の特徴と言えるだろう。安全上の問題もあり、最前部として進行の先端になるときには閉鎖され、列車後方側においては風を感じながらのゴージャスな旅を楽しむことができ、他の列車にはない、特別な味わいがある。
眺望を楽しめるのは展望デッキだけではない。室内の展望ラウンジも24系客車のトワイライトエクスプレス時代と同様に天井までせりあがるような曲面ガラスの窓を採用して素晴らしい眺望を味わい尽くすことができる。ここから見る山陰海岸や瀬戸内海の海原を眺めたり、大山や山陽の街々を眺めるひとときはかけがえのない経験になることだろう。
列車・車両の概要
【運行開始日】
・・・2017年6月17日(山陰下りコース)
【運行エリア】
・・・京阪神と山陰・山陽エリア
【車両】
★ 編成の概要
10両編成: 展望– 客3- 客3- 客1– 食堂車– ラウンジ– 客3- 客3- 客3- 展望
・ 【客室車両(定員30名程度)】1両に3室タイプ(5両)・1両に1室タイプ1両
・ 【パブリックスペース】食堂車(1両)・ラウンジカー(1両)
・ 展望スペース付き先頭車*2両(編成両端)
★ 展望スペース
・編成両端部が同様の形状になっており、列車の前後左右の車窓を楽しめる展望スペースで、風やその土地の香りを感じるオープンエアのデッキがトワイライトエクスプレス瑞風の一番の注目ポイント。
★ ハイブリッド動力方式