特急東海・急行東海号◆データファイル(2023-11) | 列車データ館
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特急東海・急行東海号◆データファイル(2023-11)

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特急東海号の簡単な解説

◆ 東京~静岡を結ぶ特急列車として2007年まで運転されていた特急東海号。だが、1966年から1996年までの30年にわたる長い間「急行東海」号として活躍していたためその印象の方が強いという方も少なくないようだ。

1996年からは特急ワイドビュー東海として東海道新幹線の穴を補完する役割を与えられていた。同一会社同士の新幹線と在来線昼行特急が終始並行する区間設定が見られた希少な例と言える。特急ワイドビュー東海373系

並行設定と言えばJR九州の特急きらめきなどがあるが、新幹線はJR西日本のものであり、列車の性格分けで「対抗」する印象である。

ルーツをたどると1955年7月20日改正で登場した東京~名古屋間の準急東海にさかのぼる。客車編成⇒80系⇒153系という車両の変遷を経て7往復のピークを迎え、東海道新幹線開業より後の1966年3月5日ダイヤ改正で急行格上げとなる。6往復でスタートしたがやがて4往復に削減、2往復を静岡で打ち切りと、徐々に衰退が進んでいった。

急行東海・大型HM付き

急行東海・大型HM付き

1982年のダイヤ改正では静岡発着の2往復のみとなったが、12両編成でグリーン車2両というスタイルは維持された。しかし、これは一説によると共通運用されていた「大垣夜行(後のムーンライトながら)」のために維持されていたらしく、普通列車のために組まれた急行編成という立場の逆転だったとも言われている。ちなみに、153系電車が「東海型電車」と呼ばれていたのは落成後すぐに準急東海に使用されたことが由来である。
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◆特急東海号のお役立ちサイトご紹介

●【鉄道模型製作用参考写真集

・・・編成単位ではなく、1車両ごとのサイドビューをとらえた写真集。大きな画像データなので細部に至るまで見て確かめることができる、非常におすすめのサイト。 ●373系特急東海 165系急行東海

●【トレインブックス・国鉄型車両図鑑・・・形式写真を専門に撮っていらっしゃる方のサイトです。斜めからのアングルで、前面や台車周りを含めてみることができます。 ●

●【座席探訪・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。 ●ワイドビュー東海373系

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東海号のデータファイル

◆特急東海号のデータ

【登場時:1996年3月16日改正】(同名の急行列車からの格上げによる登場)
●運転区間:東京~静岡(180.2km)  運転本数:2往復  使用車両:373系
【廃止時】2007年3月18日改正
●運転区間:東京~静岡(180.2km)  運転本数:2往復  使用車両:373系
以上の様に、特急としての運転期間を通じて変化はほとんどなかったようだ。

◆急行東海号のデータ

【登場前:1955年7月20日】準急として
【1958年10月改正】夜行を増発。(夜1・昼3往復に)
【 同年11月1日~順次】153系を投入。
【1961年10月改正】愛称再編で7往復のピークに。「ヘッドマーク装着」
【1964年10月改正】1往復減⇒6往復に。
【1965年10月改正】夜行・昼行1往復ずつ廃止、昼行4往復に。
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【登場時:1966年3月5日改正】 運転区間:東京~名古屋(4往復) 使用車両:153系

【1968年10月改正】2往復を静岡打ち切りに。
【1972年3月】4往復とも東京~静岡の運転に。
【1980年10月1日改正】2往復を廃止。
【1981年10月1日】165系化。
【1986年11月1日】初めて12両編成から11両に減車。
【1993年3月18日】1往復はさらに8両に減車。
【1996年3月15日】翌日の特急化に合わせて急行としては廃止。

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