特急ダイナスター◆データファイル(2024-3) | 列車データ館
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特急ダイナスター◆データファイル(2024-3)

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特急ダイナスター号の簡単な解説

683系特急ダイナスター

◆2015年3月14日の北陸新幹線の開業に合わせて登場した特急で、福井~金沢を結んで3往復運転、リレー特急としての位置づけだ。なんとも中途半端な距離の列車と思えるかもしれないが、福井県民に北陸新幹線への意識を一層植えつけるのになくてはならない存在だった。

というのも、設定当初の下りを例にとると大阪発のサンダーバード号の一番列車が福井駅を出発するのが8:30で、はくたか号に乗り継いで東京着は12:40。一方、ダイナスター1号を利用すると6:00発で、新幹線乗換後の東京着は9:32。かなり高い利用価値が実感できた。

しかしながら、2020年から世界的に流行したコロナウィルスの影響は大きく、福井6:00発下りと金沢23:30発上りは利用者が低迷してしまい、2021年3月のダイヤ改正を待たずして廃止され、2往復になった。そして2024年3月、北陸新幹線が敦賀まで延伸開業することを受けて役目を終えることになった。活躍期間は9年。開業予定が3年前倒しされたり1年延期になったりと幾らか振り回されたが、しっかりリレー特急としての役割を果たした。

愛称の由来については、近年福井県で観光資源として「恐竜」の人気が高まっていることを受け、恐竜を意味する英単語「ダイナソー」と地元の期待を込めた「スター」を合わせた造語の名称とした。同列車は681系・683系6両編成を使用し、「サンダーバード」・「しらさぎ」が運転されない朝・夜の時間帯に運転する。具体的には、福井⇒金沢の下り3本はいずれも朝6~7時台に発車し、金沢駅で北陸新幹線かがやき号に接続。金沢⇒福井の上り3本は21時以降の毎時1本ずつ金沢駅を発車。ちなみに、おはようエクスプレス・おやすみエクスプレスは同じ区間を走っているが全車自由席の列車であり、ダイナスターの方は座席指定が中心で1往復を除きグリーン車もあることから性格が少々異なる列車設定だった。
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◆特急ダイナスターのデータファイル

【登場時:2015年3月14日】運転区間:福井~金沢(3往復) 使用車両:681・683系(6両)

【2016年3月26日改正】1往復がグリーン車なしの3両編成に。

【2021年2月1日】ダイヤ改正を待たずして3両編成の1往復を廃止。(コロナの影響で前倒し)

【2024年3月15日】ラストラン。翌日北陸新幹線敦賀開業。

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