ジョイフルトレイン・グラシアの簡単な解説
◆ 1989年に全車グリーン車仕様のジョイフルトレインとして改造され、常に3両固定編成で使用された。30歳代から40歳代の女性を主な利用対象とする欧風車両として開発され、「ソフト エレガント」をキーワードに気動車ならではの高機動性を活用した小団体向け短編成として登場した。愛称名は一般公募による。スペイン語の「グラシア」は「優美」「優雅」「おもしろさ」という意味だ。
客室は3列のリクライニングシートが並び、中間車両「キロ29-506」にはラウンジも設けられている(運転室を撤去したスペース)。先頭車両前面は、当然ながら運転席が左半分を占めているが、残りの右半分は自由に出入りできるようになっていて非常にユニーク。
2000年には、グリーン車から普通車扱いに格下げとなり、キロからキハに形式記号だけ変更して番号は継承する形をとった。石巻線・気仙沼線の臨時列車を中心に使用されることが多く快速黄金海道グラシアなどで活躍した。ほかにも常磐線・陸羽東線などでも運転された。
その後、2003年に愛称を「こがね」に改め、塗装の変更を施した。
グラシアのデータファイル
【登場時:1989年11月11日】
・ 使用車両:キロ59形(3両)
【2000年3月30日】グリーン車から普通車に変更。車番はすべてそのままキロ⇒キハに変更。
【2003年5月5日】グラシアとしての運用終了。
【2003年7月19日】こがね として再登場。
【2010年12月26日】ありがとうこがね号としてラストラン。
1号車 – キロ59 510 ←キハ58 1038 – 定員27名
2号車 – キロ29 506 ←キハ28 2505 – 定員30名
3号車 – キロ59 511 ←キハ58 1039 – 定員27名
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