特急かいじ号◆データファイル(2024-08) | 列車データ館
ー◆愛称別トレインマーク事典はこちら◆ー

特急かいじ号◆データファイル(2024-08)

E353系で運転される特急かいじ
・スポンサーリンク・

特急かいじ号の簡単な解説

⇒ 特急かいじ号のヘッドマーク事典

L特急かいじ号ヘッドマーク

◆ 新宿・東京~甲府・竜王を結ぶ特急として現在も運転されている特急かいじ号。急行かいじ号を特急に格上げする形で一時は特急あずさ号として運転され「かいじ」の名は消えていたが、1988年3月に特急あずさ号のうち甲府発着の列車を系統分離することにより、特急かいじ号が誕生、愛称が約2年ぶりに復活した。当初は183・189系を使用していたが、2001年からE257系を使用し、2018年からはE353系が投入されて特急あずさ号と引き続き共通運用で走っている。

E353系で運転される特急かいじ

E353系で運転される特急かいじ

この共通運用による列車の類似性を回避するため、列車の通し番号が100番代とされ、一桁~二桁を付番するあずさとの区別を容易にしていた時期もあったが、2020年からは通し番号で両列車が扱われ、まさに姉妹列車となっている。

E353系で運転される特急かいじ

石和温泉~酒折間を行く特急かいじ

る。設定当初、甲府以東毎日運転で、臨時で上諏訪や松本まで延長運転するものがあった。延長運転するとあずさ号と同じ運転区間になったわけだが、構わずかいじ号として走っていた。E257系特急かいじ号

特急かいじの派生列車

有名どころとして、横浜発着の臨時特急はまかいじ号があるが、山梨県を越えて長野県中部まで行っていた。また、ビューかいじ号、むさしのかいじ号、湘南かいじ号など、いくつかの派生愛称がこれまでに登場した。

初夏には辰野行きの臨時特急かいじほたる祭り号という列車が走った時期があった。長野県まで行くのに「かいじ」とつく愛称なのは、定期列車の特急かいじ号を延長運転していたからである。

なお、もう長らく運転されていないものの、E353系電車のLED表示機はこの「かいじほたる祭り号」の表示ができるようになっているという裏話もある。参考サイト:スポッティーの部屋

大容量モバイルバッテリー◆ANKER◆サイズ各種

◆特急かいじ号のデータファイル

【1961年10月改正】新宿~甲府間に準急かいじ号運転開始。
特急かいじ号・特急あさま色【1965年10月改正】かいじ号がアルプス号に変更。かいじ号廃止。
【 同年12月改正】新宿~松本に急行かいじ号運転開始。
【1968年10月改正】新宿~甲府間に区間短縮。定期列車:2往復、臨時列車:3往復(うち2往復毎日運行)。
【1970年10月改正】115系電車を使用して下り1本増発。(この列車は1976年11月に快速格下げ)
【1978年10月改正】季節列車3往復を快速に変更。定期列車2往復のみの運転に。
【1982年11月15日改正】定期列車1往復の運転になる。
【1985年3月改正】臨時列車化。
【1986年11月改正】廃止。
*********特急かいじ号としての登場へ*********
【登場時:1988年3月13日】
・ ●運転区間:新宿~甲府(123.8km) 運転本数:9往復  使用車両:183系
(列車号数を101号~としたのは後の処置であり、設定当初は通常通り1号~だった。)
【1996年4月】横浜発着の臨時特急はまかいじ号運行開始。

【1997年6月20~29日】新宿⇒辰野の臨時特急かいじほたる祭り号運行。(かいじ111号の区間延長)

【2001年】E257系を投入開始(~2002年7月に統一)。
【2002年12月1日改正】エル特急の呼称を廃止。
【2005年12月10日改正】下り最終列車を新宿駅始発から東京駅始発へ変更。
【2007年3月18日改正】全席禁煙化。
【2013年3月16日改正時点】
・ ●運転区間:東京・新宿~甲府・竜王  運転本数:12往復  使用車両:E257系
【2018年7月1日】E353系を9往復に投入。
【2019年3月16日】E353系に統一。
【2020年3月14日】特急あずさ・かいじ号が共通で通し番号となる。
【2022年3月12日】特急あずさの区間短縮により特急かいじが2往復増⇒14往復に。

◆特急かいじ号の画像

・現在の特急かいじ号は特急あずさ号と共通運用を組んでおり、いわゆる「あずさカラー」のE257系電車で運転している。設定当初についていえば183系電車をメインに使用していたが、そもそも特急かいじ号はJRになってから登場した特急であり、国鉄特急色の183系を使用していた期間はさほど長くはない。特急かいじ号・国鉄特急色

JR化後間もなくあずさ号の車両がグレードアップ工事を施されて、外観の塗装もグリーンとレッドのいわゆるアップル・カラーとなったため、共通運用のかいじ号も順次専用塗装車での運転となっていった。長野新幹線開業後、それまで特急あさま号として活躍していた「あさまカラー」の車両もたびたび登場するようになった。

また、グレードアップあずさカラーが復活した頃に、臨時列車などで特急かいじにも充当されたようで、その組み合わせを見ることもできた。

グレードアップあずさ色の特急かいじ

グレードアップあずさ色の特急かいじ

※このページの画像提供:YONPAQ様・♪An’s Railway memo☆様・NARAstation様(無断使用・転載厳禁)

◆特急かいじ号のお役立ちサイトご紹介

●【トレインブックス・国鉄型車両図鑑

・・・形式写真を専門に撮っていらっしゃる方のサイトです。斜めからのアングルで、前面や台車周りを含めてみることができます。 ●クハE256形 サロハE257-3

●【座席探訪・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。 ●E257系 183系

 

タイトルとURLをコピーしました