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北陸新幹線かがやき号の簡単な解説
◆ 東京~金沢・敦賀を結ぶ北陸新幹線の特急かがやき号。全10往復のうち金沢発着が1往復であり、金沢~敦賀の各駅に少なくとも2往復以上が停車する設定となる。敦賀駅が乗換駅となって大阪発着の特急サンダーバードおよび名古屋・米原発着の特急しらさぎに乗り継ぐことができるが、これらの列車とのスムーズな連絡を想定しているのは「つるぎ」のみ。東京直通の「かがやき号」・「はくたか号」との乗り換えは待ち時間を必要とする。
2015年3月14日の金沢開業時にデビュー、停車型の「はくたか号」に対しかがやき号は速達タイプで、2024年3月改正までは東京~金沢を結んだ。
いわゆる整備新幹線であるため最高速度は260km/hに制限されており、なおかつ地形ゆえに勾配区間を含んでいるため、最新型車両ではあっても東北新幹線のような高速化を実現してはいない。在来線時代には「横川~軽井沢の碓氷峠」でEF63などの補機を使用していたことや、古くはアプト式機関車が活躍していたことなどからその勾配がどれほどのものかを容易に想像できる。
◆北陸新幹線E7系・W7系のデータファイル
【2013年10月30日】川崎重工から海上輸送されてきたE7系最初の編成(F1編成)が仙台港に初上陸。
【 同年11月21日深夜】仙台~北上で試運転を開始。
【 同年11月28日】報道公開(新幹線総合車両センター)。
【 同年12月14日深夜】北陸新幹線区間で試運転。
【2014年2月13日】ロゴマークを発表。
【 同年3月15日】あさま号として先行運用開始。
【 同年4月11日】W7系最初の編成(W1編成)が金沢港に初上陸。
【 同年8月5日】金沢側でも試運転を開始。
【2015年2月14日】開業日のチケット発売。1番列車は25秒で完売。
【2019年10月】台風19号による河川反乱の影響を受け、10編成が浸水。廃車となった。
◆北陸新幹線かがやき号のデータファイル
【登場:2015年3月14日ダイヤ改正】
・ ●運転区間:東京~金沢 運転本数:10往復 使用車両:E7系・W7系
・ 所要時間:2:20
【2019年10月災害】台風19号による車両基地浸水が発生。30編成中10編成が被災。
【2021年3月13日】所要時間短縮により東京~長野79分、金沢147分に(上下とも。最速)。
【2023年3月18日】所要時間短縮により東京~長野77分、金沢145分に。
【2024年3月16日】敦賀まで延伸開業。東京~福井2時間51分、敦賀3時間8分に。
◆E7系・F1編成が仙台港に到着【2013/10/29~】
注目を集めているE7系の最初の編成、F1編成が海上輸送で10月23日に神戸の川崎重工を出発した。しかし、その直後に台風27号が近づき、しかも動きがたいへんゆっくりであったため、輸送船も安易に動きが取れなかったものと思われる。
これまでの輸送実績から計算すると26日か27日頃には仙台港に入港するのかと思われたが、この台風の影響で予想よりも数日遅れての到着となった(と思われる)。
最初に陸揚げされるべき1号車と2号車が積まれた船は、29日13時48分ごろに到着した。
直後に陸揚げが行なわれるかと思いきや、そのままで一晩停泊させて翌日陸揚げ作業になった。
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30日午前8時過ぎ、ついにその作業が行なわれた。
最初に陸揚げされたのは2号車だ。2台のクレーンを巧みに操り、息を合わせて絶妙なコンビプレーで陸揚げ作業を思なっていく。最初は垂直に引き上げる作業だ。
続いて、見どころ。2台のクレーンで持ち上げているが、両クレーン車の間をうまく通さなければならない。
まずは、手前側のクレーンが海の方向に少し旋回し、
それに合わせて奥側のクレーンが少しずつ陸側に旋回して、適度な間隔を保ちながら車両の向きをほぼ90度くらい変えて間を通すのだ。この時に車体側面をしっかりと眺めることができた。
両方のクレーンがしっかりと陸側に旋回しきったら、ゆっくりと降ろす。もちろん、着地地点が定められていて、台が置かれているのでどこでも降ろせばいいというわけではない。慎重に位置を合わせながら降ろし、スタッフみんなの息がぴったり合った作業の様子を見ることができた。
結構神経を使う作業だが、5分ほどで終わってしまうのだから驚きだ。
先頭車両の陸揚げシーンはこちらでどうぞ↓↓↓↓
【速報】E7系北陸新幹線F1編成がついに姿を現した!~仙台港~