特急にちりん号◆データファイル(2023-8) | 列車データ館
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特急にちりん号◆データファイル(2023-8)

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特急にちりん号の簡単な解説

◆小倉駅・大分駅~南宮崎駅・宮崎空港駅間、そして中津駅~大分駅間を結ぶ特急列車として現在も運転されている特急にちりん号。特急にちりん783系-kgn

長い間、日豊本線の昼行特急列車=特急にちりん号だったが、特急ソニック号が登場したことにより運転区間が大きく短縮し、また九州新幹線からの連絡特急の役割も特急きりしま号が受け持ち、現在では「間をつなぐ役割」もしくは「宮崎空港アクセス特急」という役割を特急ひゅうが号と分け合うようになっている。

787系使用の特急にちりん 787系にちりんの方向幕

なお、博多駅~宮崎空港駅間を結ぶ特急「にちりんシーガイア」も、通し番号で設定されており、この項目に含める。2014年9月30日で車内販売サービスが終了し、ますますローカルな特急の印象が強くなった。ちなみに、にちりんシーガイア号は2016年3月26日ダイヤ改正で特急しなの号の大阪発着設定がなくなったことにより最長距離昼行列車のタイトルホルダーとなる。


ご存じ、国鉄色の485系。そう一口に言ってもバリエーションがいろいろ。ボンネット型グリーン車もにちりんヒストリーを語る上では大切な車両のひとつだった。

また、貫通扉がふさがれたタイプ、タイフォンカバーが固定された筋状のものなども個性があって面白い。

「にちりん」を名乗るもう一つの特徴ある列車が、博多と南宮崎を結んでいた「ドリームにちりん」号だ。夜行急行日南号のあとを受けて夜行需要にこたえるため設定されていた。ノーマルの特急にちりんの運転区間が相次ぐ短縮を進めていく中で、にちりんシーガイア号とともに長距離運転を続けていた。

1993年~2011年という18年間の活躍は「寝台なしの夜行特急」としては異例の長さである。クルーズトレインのななつ星in九州を別にすれば、九州最後の夜行列車だったともいえる。

※画像提供:Koganeturbo様・Teru-t2様・てつ様。(無断使用を禁じます)

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◆特急にちりん号・懐かしの姿

特急にちりん号ボンネット

・現在九州鉄道記念館(門司港駅のすぐ南隣り:徒歩3~5分ほど)に保存展示されている485系ボンネット型先頭車両の特急にちりん号。屋内ではないものの、屋根つきの施設で奇麗に保存されており、同じく隣りに展示されている583系特急月光の先頭車よりはるかに原型そのままの姿に近い状態で保存されているので一見の価値あり。

・現役時代に写真を撮影することが出来なかった方々もその懐かしい姿を写すことができるのでぜひ足を運んでもらいたいおすすめの施設だ。ちなみに、門司港駅からもその姿がかろうじて見ることができるが、その間のエリアに現役の電車たちが留まっていることが少なくない。

◆特急にちりん号おすすめサイト

座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。 ●787系(6両) 787系(4両) 783系ハイパーサルーン

車内販売でございます。】・・・車内販売を年間700回以上を利用する「車内販売大好きな乗客」が、利用していて感じたことを書くブログです。おすすめです。 ●JR九州で車内販売廃止!? (続き)

◆特急にちりん号データファイル

キハ82系にちりん

【登場前:1964年10月1日改正】急行にちりん号登場
・ (急行ひかり号の愛称を新幹線に譲ったため)
・  ●運転区間:博多~西鹿児島  運転本数:1往復
【1965年10月1日改正】愛称変更によりいったん消滅。
【1966年3月25日改正】 博多~西鹿児島で急行にちりん号復活
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【登場時:1968年10月1日改正】
●運転区間:博多~西鹿児島  運転本数:1往復  使用車両:キハ80系

【1972年4月27日改正】
・  博多~大分に、485系で1往復増発⇒2往復(電車1往復・気動車1往復)
【1974年4月25日改正(日豊本線南宮崎以北電化)】
・ 大分発着列車の運行区間を宮崎まで延長。特急おおよど号との共通運用開始。
【 同年11月1日】食堂車営業を終了。
【1975年3月10日改正(山陽新幹線全線開通)】
・ 6往復増⇒8往復に(電車7・気動車1)。エル特急に指定。
【1978年10月2日改正】イラスト・トレインマークを採用。
【1979年10月1日改正(日豊本線全線電化)】西鹿児島発着列車を1往復増発(485)。
・  1往復だけは特急おおよど号と共通運用のためキハ80系気動車のまま変わらず。

【1980年10月1日改正】583系の使用開始(寝台特急彗星号の間合い使用)。特急おおよど号の廃止により電車化。
【1982年11月15日改正】急行列車の一斉格上げで、下り18・上り17本に。
【1984年2月1日改正】583系使用を終了⇒全列車485系化。
【1985年3月】ボンネット形にもイラスト・トレインマーク登場。
【1986年11月1日改正】下関~大分間の運行開始。
【1988年3月13日改正】一部を南宮崎発着列車登場。nichirin-re485-2

【1990年3月10日改正】
・ 783系の使用開始⇒ハイパーにちりん号で運行。

783系ハイパーにちりん

783系ハイパーにちりん

【1992年7月15日改正】下関発着を廃止。
【1993年3月18日改正】787系使用の特急にちりんシーガイア登場、ビュッフェも営業。
・   同時に787系ドリームにちりん号を博多~南宮崎間に運行開始。
【1995年4月20日改正】系統整理・分割により、宮崎(または南宮崎)以南を新設の特急きりしま号とする。
・  883系の使用を開始し、ソニックにちりんとする。またハイパーにちりん号の愛称終了⇒にちりんに統合。
【1996年3月16日改正】783系での運用を終了。
【 同年7月18日改正(宮崎空港線開業)】南宮崎発着列車の一部を宮崎空港発着に変更。
【1997年3月22日改正】大分発着列車を特急ソニック号に変更。nichirin-re-b
【2000年3月11日改正】11往復から6往復に削減。にちりんシーガイア号とドリームにちりん号を783系に変更。
【2001年3月3日改正】全列車の運行区間を小倉~南宮崎・宮崎空港に短縮。にちりんシーガイア号1往復削減。
【2003年3月15日改正】特急にちりん号を6往復から8往復に増発。
【2004年3月13日改正】8往復から11往復に増発。一方、小倉発着の1往復以外全て別府発着とする。
【 同年7月1日改正】平日のみ運転で1往復増発。
【2005年4月1日改正】車内販売を中止。1往復増発⇒12往復
【2008年3月15日改正】特急にちりん号の全列車を別府・大分以南運転とする。
【 同年6月 】エル特急の種別を廃止。
【2009年3月14日改正】全車禁煙化。

【2011年3月12日改正】使用車両を787系・783系に変更。485系運用消滅。

・1往復を小倉発、上り博多行(にちりんシーガイアに変更)に延長。
・  まとめ⇒特急にちりん下り13本・上り12本。特急にちりんシーガイア号下り1本・上り2本。
・  ドリームにちりん号廃止。
【2012年3月17日改正】別府発着をすべて大分発着に変更。
【2014年9月30日】車内販売サービスを終了。自販機の設置にて対応(11月30日設置完了)
【2017年3月4日改正】ワンマン運転を開始。

・キハ82系時代の特急にちりん号の画像はてつ様ご提供。非電化区間のクイーンと呼ばれたその姿は当時の花形列車だった。

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