セイシェルの簡単な解説
◆ JR西日本・福知山支社のジョイフルトレインである「セイシェル」は 1989年から2005年の間に活躍した車両で、キハ58形気動車2両とスハフ12形客車を1両を改造して製作されたもの。中間車両となった「スハフ12-701」は団体専用車両「いこい」として1両だけ存在していたもので、本格的なジョイフルトレインを持っていなかった福知山支社の必要を満たすためにこの「セイシェル」へと引き継ぎ、正式に3両編成に組み込まれる形で登場した。
「セイシェル」という愛称は東アフリカにある島国セーシェル共和国がリゾート地として有名なのを受けて命名した福知山支社発行の情報誌の名称にちなんだもの。松田聖子さんの歌を思い出す人もいるかもしれない。
セイシェルの車両形状
種別表示幕が本来あるところがヘッドライトになり、ヘッドライトの部分が赤いテールランプとなっている。貫通幌が撤去されていることで見た目がすっきりしており、側面が連続窓になっていることで広い展望を実現できている。
室内は2人掛けの回転式リクライニングシートを基本とし、快適性も向上した。中間車両の半分は「くつろぎコーナー」というフリースペースとなっていた。
セイシェルの編成
キロ59 554 定員36(キハ58 1111)
キサロ59 501 定員20(スハフ12 701・旧いこい)
キロ59 555 定員36(キハ58 1119)
※ 全車両グリーン車扱い。( )内は旧車両番号。