急行そとやま号◆データファイル(2024-05) | 列車データ館
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急行そとやま号◆データファイル(2024-05)

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急行そとやま号の簡単な解説

◆ 盛岡→宮古→釜石→花巻→盛岡 という山田線・釜石線ルートで走った循環急行そとやま号。1965年3月20日に準急として設定され、1966年3月5日に急行に格上げされた。この列車には逆回りの対になる列車が存在し、そちらの名称は急行五葉(登場時は準急)といった。こうした循環急行はすべて解結の自由度が高い気動車の特性を生かしてかつて日本各地に点在したが、東北では唯一のコンビだった。

愛称である「そとやま」は、盛岡市中心部から北東方向にある外山高原から採られており、岩手県立自然公園にも指定されている。

準急としての設定当初は盛岡発の時間帯が7時台と早かったため、三陸沿岸に行く需要を盛岡近辺からしか拾えなかったようだ。しかし、急行格上げの前年くらいからは2時間ほど出発時刻を遅らせることにより、遠方からの乗り継ぎ客を拾うことを含め、実際的な設定となった。

東北新幹線(大宮~盛岡)本格開業となった1982年11月15日改正で廃止されて終わりを迎えた。客観的にみると新幹線からの乗り換え需要で一層発展しそうに見えるタイミングでの廃止だったが、循環急行という形態そのものがもう時代遅れだったのか、この時点ですでにこれらの列車たちが最後の循環急行だった。

急行そとやま号の復活!?

国鉄時代は急行列車として運転されていた「急行そとやま」が、今回は「快速そとやま」として復活。2024年9月29日(日)にキハ110系2両編成、全車自由席で運転予定。釜石駅を境に列車名が「そとやま1号」「そとやま2号」に分かれる形となり、今では三陸鉄道リアス線となった同路線をも含めて走破する。なお、その前日には快速五葉1号・五葉2号として逆回りで運転される。

 

 

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