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ニューなのはな号(お座敷電車)の簡単な解説
◆JR東日本・千葉支社のお座敷タイプのジョイフルトレイン、ニューなのはな号。先頭車両を見ても形式は見当がつきにくいが485系の改造車両である。お座敷電車とはいうものの、ボックスタイプのクロスシートにも転換できる構造を持つ多目的車両であるところが興味深い。
千葉支社にはこの車両の前に、165系なのはな号というお座敷電車が存在したが老朽化したため、1998年1月にバトンを受けてニューなのはな号がデビューした。種車は485系1000番代とはいうものの、床下機器などを種車から引き継ぎ車体は新製したものだ。
車両番号は、クロ485、モロ485、モロ484、クロ484のいずれも、485系を改造したJR東日本のジョイフルトレイン4種からの連番となっている。(シルフィード、リゾートエクスプレスゆう、宴、華)
ラストランは2016年9月25日津田沼駅をスタート、総武本線・中央本線・篠ノ井線・信越本線経由で長野駅までのいわば自力で廃車回送コースを走るのを営業運転とした形だ。
ニューなのはな号のデータファイル
【登場時:1997年12月】運転区間: JR東日本・千葉支社中心
・ 車両形式:485系(6両全車グリーン車)
【1号車】クロ484-5
【2号車】モロ484-9
【3号車】モロ485-7
【4号車】モロ484-8
【5号車】モロ485-6
【6号車】クロ485-3
改造車なのに若番が多いことに気付く。その理由の一つは通常グリーン車は付随車(サロ)であることが多いためモロという形式が一般的でないことが挙げられるだろう。また、485系一族の場合「制御車(クロ)も481または480の形式が基本であり、クロ485やクロ484という車両は標準型ではなかったからだ。
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ニューなのはな号(お座敷電車)のラストランについて
2016年8月での引退が発表されてラストランは8/28の「ありがとうニューなのはな南房総乗りつくしの旅号」となる予定だったが、前述の通り廃車回送を営業運転としたので9/25日まで1ヶ月延命した。