急行なにわ号◆データファイル | 列車データ館
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急行なにわ号◆データファイル

急行なにわ号のヘッドマーク な行
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急行なにわ号の簡単な解説

◆東京~大阪を結ぶ急行列車として、1956年11月19日改正で登場した。同じ区間にはこの後、急行せっつ号、急行六甲号、急行いこま号、急行やましろ号、急行よど号と続々登場し、合計6種類の愛称の異なる急行が同一区間に設定されるという特殊な状況が見られた。現在の常識であれば一つの愛称で1号~12号と設定されるところだろう。そんな列車群の先陣を切って設定されたのがこの急行なにわ号であり当初はEF58牽引の客車編成で食1・G2だった。

1960年6月1日改正で急行せっつ号が電車で新設された際にはこちらはまだ電車化されず、9か月遅れの1961年3月改正での投入となったので後れを取ったようにも思える。とはいえ、最新鋭の153系電車を使用し、半室ビュッフェあり、一等車もありの12両編成の見事な編成で走るこれらの列車は当時としては十分な迫力だったようだ。

この頃の東海道本線は華やかな時期だったものの、数年後にはもう東海道新幹線の開業を控えるというかなり流動的な時期でもあった。したがってこれら昼間の急行の多くは東海道新幹線開業前後に姿を消していった。その中で最後まで残ったのがこの急行なにわ号であり、名実ともに昼間の東海道急行の代表ということができるだろう。

急行なにわ号のデータファイル

【登場時:1956年11月19日】運転区間:東京~大阪(1往復)
・   使用車両:EF58  旧型客車(12両+ユ・ニ)

【1961年3月1日】153系電車化。
【1961年10月1日】第2なにわ号を同じ153系の編成で夜行設定。
【1963年10月1日】第2なにわ号を客車寝台化して急行すばるに系統分離。
【1965年10月1日】同区間を走る急行の再編で2往復が急行なにわ(第1・第2)として残る。
※ この頃からグリーン車にサロ163・サロ165などが入ることもあった様だ。
【1968年9月30日】ラストラン。

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