急行なよろ号の簡単な解説
◆札幌・旭川~名寄を結んで活躍していた急行なよろ号。名寄は旭川から北のエリアでもっとも利用者の多い駅であり、かつては名寄本線・深名線との分岐駅でもあった。そんな名寄の名をもらった急行なよろ号はキハ56系を使用し、急行大雪号などを併結して走っていた。出発点を札幌、小樽、手稲、札幌、小樽と、何度も変更して需要を掘り起こそうとしていたのだろうか。
快速なよろ号の簡単な解説
◆旭川~名寄を結んで2016年現在も活躍している快速なよろ号。キハ40系(一部キハ54系)を使用して4往復運転が長らく維持されている。北海道の地方路線としては多い運転本数と言っていいだろう。なお、名寄以北の区間との直通運転を普通列車として行なっているものも一部残っており、音威子府~旭川を乗り換えなしで乗車できる。なお、近年位置を変更して移転開業したことで話題になった名寄高校駅にもすべて停車する。
◆急行なよろ・快速なよろ号のデータファイル
【登場時:1965年10月1日改正】
・運転区間:札幌~名寄 運転本数:1往復 使用車両:キハ56系・2両(急行大雪と併結)
【1966年3月改正】1往復増⇒2往復に。1等車も連結開始(1本のみ)。
【1968年10月1日改正】下りの1本が小樽発に変更。1等車連結列車を1往復に。
【1970年10月1日改正】小樽発を手稲発に変更。
【1972年10月2日改正】1往復を旭川~名寄に短縮。もう1往復も札幌発着に。
【1975年7月18日改正】2往復ともグリーン車連結に。
【1978年10月2日改正】再度小樽発着に変更するが、札幌~小樽は普通扱い。
【1980年10月1日改正】札幌発着に再び短縮。グリーン車連結中止。
【1981年10月改正】上りの札幌行きを小樽行きに延長(札幌~小樽間は普通)。
【1984年2月1日改正】急行なよろ号廃止。
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【1986年11月1日改正】旭川~名寄・音威子府・遠軽間に4往復の快速を設定。
・ それぞれ「ピヤシリ」「えんれい」「すずいし」「てしおがわ」と命名。
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【1990年夏】旭川~名寄に臨時快速なよろ号を1往復設定。
【 同年9月1日】快速なよろ号が定期化され、この区間の快速列車5往復の列車名を吸収統合。
【2000年3月11日改正】特急スーパー宗谷号運転開始に合わせて1往復減⇒4往復に。
*** 画像提供:タケちゃん様・KOGANETURBO様
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