新幹線なすの号・特急なすの号◆データファイル | 列車データ館
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新幹線なすの号・特急なすの号◆データファイル

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特急なすの号の簡単な解説

◆ 上野~黒磯を結んだ新特急なすの号は1985年から運転され、新宿発着に変更されるなどの変化を経て、1995年からは在来線から東北新幹線へと活躍の場を移し、東京~小山・郡山・那須塩原を結んで今日に至る。時を同じくして在来線の同区間の特急は「おはようとちぎ」「ホームタウンとちぎ」と変更されたがその列車も2011年3月に廃止された。

新幹線なすの号の印象としては「あおば号」の後を継いだような感じがするが、設定当初は共存した時期があり、やがてあおば号の愛称がやまびこ号に統合されて消滅したという経緯をたどっている。余談だが、2015年3月ダイヤ改正を持って車内販売サービスが終了した。

◆特急なすの号のデータファイル

【登場時】1985年3月14日
・  ●運転区間:上野~宇都宮・黒磯  運転本数:9往復  使用車両:185系
【1988年3月13日改正】4往復を快速「ラビット」に格下げ。5往復体制になる。
【1990年3月10日改正】新特急なすの号は毎日1往復となる。この時点でL特急指定解除
【1992年3月14日改正】宇都宮駅始発の「新特急なすの」1本増発、毎日下り1本、上り2本になる。
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【1995年12月1日改正】東北新幹線あおば号のうち、那須塩原以南で運転されていた列車を「なすの」に改称。
・         ⇒新幹線なすの号のスタート。 やまびこ、あおばと共存したが1997年にあおば号廃止。
・         「新特急なすの」を「新特急おはようとちぎ」・「新特急ホームタウンとちぎ」に改称。
・  ●運転区間:東京~那須塩原  運転本数:15往復  使用車両:200系・E1系
【1998年  改正】運転区間を郡山駅まで延長する列車が登場。
【2012年9月29日改正】E4系の東北新幹線撤退に伴ってMaxなすのを廃止し、「なすの」に統一。
【2016年3月26日改正】
・  ●運転区間:上野~那須塩原・郡山  運転本数:14往復  使用車両:E2系・E3系・E5系・E6系

◆特急なすの号になる前~準急なすのから急行へ~

急行なすの号の前身、1959年9月にデビューした準急なすの号はデラックス準急として名をはせた「準急日光」「準急中禅寺」の間合い使用で誕生してスピード自慢を誇った。車両は157系。のちに特急あまぎなどにも使用された名車である。当時の上野~黒磯間の所要時間は2時間6分。その後に設定されたディーゼル特急つばさの同区間が2時間4分だったことから、いかに速かったかがわかる。

もっとも、釣り合いをとるためにつばさ登場後はスピードダウンし、2時間14分かかるようになったという。

1963年3月には157系が特急に回されたため165系に車両変更。1966年3月の急行格上げを経てさらに愛称統合再編が行われた1968年10月改正以降は455系交直流電車や115系近郊型電車などやや統一感に欠ける運用だった。

新幹線大宮開業後も上野直通需要があったので一定の勢力を維持し、新幹線が上野に達したタイミングで新特急なすのにバトンタッチした。

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◆特急なすの号の画像集

E2系新幹線なすの号のLED表示器E2系特急なすの号

東北新幹線南部の通勤需要区間を担当する、なすの号。しかし、200系、E2系、E3系、E4系、E5系、E6系など、いろいろな車両運用を経験してきた。

185系特急なすの号右はなつかしい在来線時代の特急なすの号。北関東の近距離特急の象徴的な車両、185系200番代を使用した列車。それらのほとんどと同様、急行からの格上げによって登場し、新特急という新たなカテゴリーに一時は属した。同じパターンの列車として特急草津特急あかぎなどがある。「なすの」という愛称は元をたどっていくと1959年に登場した不定期準急にまでさかのぼる。非常に長い歴史ある、由緒正しい愛称のようだ。
e3系なすの号のLED表示器nasuno200

懐かしいと言えば200系ももう過去の車両になってしまった。運転開始当始はこの200系をメインにしていた。

愛称表示の幾つかをご紹介。右上はE3系。下の2つはE5系だが、英文・和文の各表示を撮影したものだ。
E5系なすの号のLED表示器・英字E5系なすの号のLED表示器・日本語

 

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