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急行ニセコ号の簡単な解説
◆函館~札幌を函館本線(山線経由)で1986年まで定期列車として、さらに1993年夏まで臨時列車として結んでいた急行ニセコ号。キハ56系で運転されていた上りニセコ3号(根室⇒函館)は気動車を使用する急行としては最長運行距離の記録であり、当時もその後も変わらない。
数ある北海道の客車急行の中でいち早く14系化されて力を入れている列車かと思われた時期もあったが、JR化を待たずしてあっさり臨時列車化(気動車化)された。特急北海と同様、山線の閑散化と共に需要が低下して言った列車の一つだ。とはいえ、急行そのものの衰退期に入っていたことも事実で、海線経由の急行すずらんも特急北斗に格上げされて臨時列車化⇒廃止の道を急行ニセコに先立って歩んでいった。
*** 画像提供:タケちゃん様・急行つとむ2号様
◆急行ニセコ号のデータファイル
【登場前:1961年12月23日】倶知安~札幌にスキー臨時準急ニセコ(キハ22形)が登場。
【1962年2月1日改正】正式に準急として設定。
【1963年12月】準急いぶり号と札幌~倶知安間で併結運転開始。
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【登場時:1966年3月5日】
・ 準急制度変更⇒急行に格上げ。
●運転区間:岩内・上目名~札幌 運転本数:1往復 使用車両:キハ22
【 同年10月1日改正】急行いぶりとの併結解消により再び準急に格下げ。1往復増⇒2往復に。
【1968年10月1日改正】急行ライラック号、急行ていね号などを急行ニセコ号として統一。
・ 倶知安~札幌の1往復は急行らいでん号に吸収。
【1971年7月改正】臨時夜行列車1往復の運行終了。
【 同年9月15日】C62形牽引を終了し、国鉄のSL牽引定期急行列車がDD51形牽引に変更。
【1973年10月1日改正】臨時列車ニセコ2号(上下とも)廃止⇒2往復に。
【1978年10月2日改正】系統分割により、札幌~根室を急行狩勝とし、函館~札幌に統一。
【1980年10月1日改正】気動車1往復を廃止。客車1往復に。
【1981年2月7日】使用車両を14系客車に変更。
【1986年11月1日改正】夏季のみの臨時急行化。14系客車からキハ56系気動車に変更。
【1993年夏まで】臨時運転実績あり。
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【2004年2月イベント】キハ183系にて臨時特急ニセコ号運転。往時のヘッドマークを使用。
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