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特急あさま号の簡単な解説
◆特急あさま号。 上野~長野・直江津を結ぶ特急として長野新幹線が開業する直前の1997年まで運転されていた。特急白山と同系統列車とみなされていずれもL特急として運転された。181系電車から183系189系、さらには489系が間合い運用されることもあった。
EF63との協調運転による碓氷峠越えは見もののひとつだった。横川駅では毎回機関車の解結作業が行われるため長めの停車時間があり、名物駅弁「峠の釜めし」を中心とした買い物タイムで賑わった。しかし、あさま号の廃止と同時に信越本線の横川~軽井沢間も廃止、軽井沢~小諸間がしなの鉄道として生まれ変わった。したがって、リバイバル運転が物理的に不可能な列車の一つとなった。
長野新幹線開通後の長野以北の区間は特急みのり号に引き継がれたが、すっかり分断されたことによる影響は小さくなかったようで、すっかりローカル特急化して快速くびき野号として格下げされて愛称消滅した。
◆特急あさま号のデータファイル
【登場時:1966年10月1日】
・ ●運転区間:上野~長野 運転本数:2往復 使用車両:181系
【1968年10月1日(ヨンサントー)改正】1往復増発⇒3往復に。1往復を直江津発着に、1往復は東京発着に。
【1969年7月】181系を田町から長野運転所に移管。
【1972年3月15日改正】2往復増発⇒5往復に。
【 同年10月2日改正】エル特急に指定。
【1973年4月1日改正】東京乗り入れを中止。
【1975年10月1日改正】181系から189系に置き換え。当初は10両編成。
【1978年10月2日(ゴーサントー)改正】12両化。
【1982年11月15日改正】急行妙高の昼行列車をすべて格上げ吸収。
【1985年3月14日改正】急行の特急格上げにより増発⇒15往復になる。
【1986年11月1日改正】金沢から長野第一運転区に転属した489系200番代の編成3編成が使用開始。
【1990年3月10日改正】最速列車が上野~長野を2時間39分で結ぶようになる。
【1993年3月18日改正】20往復となり、最高潮を迎える。1往復にJR西日本の489系を間合い使用開始。
【1997年10月1日(長野新幹線開業)改正】廃止。
◆特急あさま号のお役立ちサイトご紹介
【鉄道模型製作用参考写真集】
・・・編成単位ではなく、1車両ごとのサイドビューをとらえた写真集。大きな画像データなので細部に至るまで見て確かめることができる、非常におすすめのサイト。 ●EF63補機付の特急あさま号サイドビュー
【座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。 ●189系特急あさま号