急行シュプールレインボー・・とは
◆ シュプール・シリーズの中でちょっと特別な感じの存在だった、急行シュプールレインボー蔵王および急行シュプールレインボー信越。その名から連想できる通り、14系のオールグリーン車7両編成のジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」を使用したスキー専用列車だった。
客車はすでに廃車されて期間が経っているものの、専用牽引機とされたEF65PFとEF81にはボディーに形式名が最大限目立つようにペイントされており、今も現役のためそちらの方が知名度が高いかもしれない。(2021年現在)
急行シュプールレインボー蔵王の簡単な解説
先にこの車両を使用したのが「蔵王系」。往復とも夜行列車として運転された。1988年年始から1991年2月までの4シーズン活躍。山形への設定だが出発点は急行シュプール蔵王号とは異なり上野。
次のシーズンからは仙山線経由に変更すると同時に車両変更。急行シュプールゆう蔵王号として1シーズン限り運転した。そして、「スーパーエクスプレスレインボー」車両は「信越系」に使用されることになった。
急行シュプールレインボー蔵王号のデータファイル
【運転区間】上野~山形
● 88/1/8~2/21
● 89/2/9~2/26
● 90/1/12~2/25
● 90/12/21~91/2/24
【シュプールバス】接続駅は米沢・山形
急行シュプールレインボー信越の簡単な解説
1992年年始シーズンから活躍の場を信越線方面に移した「スーパーエクスプレスレインボー」車両。運転形態に大きな変更は少なく、1996年に上りが廃止されて下りのみになったのが唯一の変化と言えそうだ。1997年がラストシーズンとなったが、それは信越本線の横川~軽井沢の区間、碓氷峠越えの廃止も関係しているだろう。ちなみに、急行シュプール信越号はその後もしばらく存続したが、運行経路が寸断されたため中央本線・篠ノ井線経由に変更された。
シュプールバスについては「急行シュプール信越」内のバス項目を参照。
急行シュプールレインボー信越号のデータファイル
【運転区間】上野~妙高高原
● 92/1/24~3/29?
● 93/1/8~3/28
● 94/1/7~3/27
● 95/1/6~3/26
★ここから下り1本のみに。
● 96/1/12~3/29
● 97/1/10~3/21