急行シュプール信州号の簡単な解説
◆ 関西圏と直江津を結んで運転されていたスキー専用列車、急行シュプール信州号。1990年12月~1993年2月末までが第一期。そしてブランクの後に2000年1月~2月1日にかけての第二期の復活があったが、復活は1シーズン限りだった。
さて、目的地側の駅が直江津ということで、いったいどこのスキー場に行くための列車なのか?という疑問が沸く。しかしながら、糸魚川・直江津の両駅の到着時刻がそれぞれ、白馬方面・妙高・黒姫方面への始発列車に連絡する時刻であることを考えると意図がわかる。それはつまり、急行シュプール白馬・栂池号と急行シュプール妙高・志賀号の両方を補完する役割で、乗れずにあふれた利用者のための救済目的の列車だったといえるだろう。
1993年2月で愛称が消えたのは事実だが、その次のシーズンからも列車は存在した。というのも、急行シュプール妙高・志賀に直江津発着の列車が出来て、急行シュプール信州のスジをそのまま引き継いだものもあったからだ。つまり愛称変更(統合)である。
急行シュプール信州号のデータファイル
90/12/24~91/3/10 神戸~直江津 485系-7両(又は9両)
91/12/20~92/3/13 姫路~直江津 485系-7両
92/12/25~93/2/28 姫路~直江津 485系-7両
⇒ 急行シュプール妙高・志賀号に統合して一旦消滅。
Blank (97/3/30~4/6に583系で走ったという情報もあるが確認中)
00/1/10~1/13 姫路~直江津 485系-7両(G1)
00/1/16~2/1 姫路~直江津 583系など11両(B寝台・485系2)