急行シュプール日本海・蔵王号の簡単な解説
◆ 関西圏から東北地方の蔵王へのスキー客を乗せて運行されていた急行シュプール日本海・蔵王号。蔵王と言えば山形県から宮城県にまたがる東北を代表する山であるが、日本海との結びつきというと???と非常に謎に思う愛称だ。(宮城県にある日本海ファクトリーと同じくらい謎だ。)
列車そのものの運転区間は神戸~鶴岡。その鶴岡から蔵王はシュプールバスでの移動なのだが、その所要時間が異様に長く、行きは3時間20分、帰りは4時間もかかっていたという。そしてバス料金も2900円ということで、バスだけでもちょっとした旅行になりそうなレベルだった。
運転形態は「寝台急行」として神戸~富山の間で乗客をひろい、そこから鶴岡まではノンストップだった様だ。4シーズン中前半は3段式B寝台、後半は2段式B寝台だった。運転期間、使用車両は以下の項目で。運転日は非常に少なく、撮影するのもなかなか大変な列車だった。
※画像提供:Amanogawa_exp様
急行シュプール日本海・蔵王号のデータファイル
90/1/12~3/25 20系 3段式B寝台5両+電
91/1/11~3/14 14系 3段式B寝台6両
92/2/7~3/12 24系25形 2段式B寝台6両+電
93/2/4~3/21 24系25形 2段式B寝台6両+電