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急行しらゆき号の簡単な解説
◆ 急行しらゆき号は金沢~青森を新潟経由で結んでいた急行列車。 1963年4月にキハ58系を新製投入して下り:金沢~秋田、上り:青森~金沢で設定された。のちに1965年10月改正からは下りも青森まで延長され日中の有効時間帯にトコトコと775.0kmを走り通した。この距離は現在走っているどの在来線昼行特急よりもはるかに長いものだ。
しかし残念ながら青函連絡船との接続がよくなかったことやあまりにも長時間であることなどから区間利用者が多く、金沢~新潟、新潟~秋田、秋田~青森といった具合に、乗客が次から次へと入れ替わる姿が見られたそうだ。
1972年以降全線電化した後も一貫して気動車として運転していたが、1982年11月になって電車化に伴って特急格上げとなり、列車名はしらゆきではなく特急白鳥1・4号となった。その際運転区間は延長されて福井~青森となった。
現在、北陸新幹線の開業と同時にデビューした特急しらゆき号が存在するが系譜上のつながりはほぼないといってよいだろう。無理やりつなげて考えるとすれば、急行しらゆき⇒特急白鳥(福井発着)に格上げ、特急白鳥(大阪発着)の系統分離⇒一部が特急北越となる⇒そのルートと一部被る設定で特急しらゆきが走っている といったところか。
急行しらゆき号のデータファイル
【登場時:1963年4月20日】 運転区間:金沢~秋田(下)・青森(上)
【1965年10月改正】上下列車とも青森発着で統一。
【1972年10月改正】全線電化完成。しかし電車化せず。
【1982年11月15日改正】廃止。特急格上げにより愛称を変更⇒特急白鳥に。
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