サンライズ出雲号の簡単な解説
◆ 東京~出雲市を伯備線経由で結んでいる現役の夜行列車、寝台特急サンライズ出雲号。東京~岡山間はサンライズ瀬戸号との併結運転を行なっている。上りの出雲市駅では入線後出発するまであまり時間がないが、下りの東京駅では入線から出発まで約25分あり、旅の始まりの高揚感を楽しむことができる。あるいは早めに乗車してくつろぐのも良いかもしれない。
連結などの作業は意外と時間をかけずに行なうので、列車の乗客となりつつその瞬間を見るのは容易ではない。
以前は東京~浜田・出雲市を(京都以西は山陰本線経由で)結んで2往復運転のブルートレインだったが、その1系統を伯備線経由に変更したうえで寝台特急サンライズ出雲となった。
ブルートレインとは全く異なる印象を与える285系寝台車両。外観の色遣いも温かな印象を与え、素敵な旅を演出してくれる。
【外装の配色について】
●モーニング・グロー・レッド(朝焼けの高貴な赤色)
●モーニング・ミスト・ベージュ(朝もやのようなベージュ色)
●サンライズ・ゴールド(日の出の地平線をイメージした金色)
同じく電車寝台車両だった583系と比較しても快適さが大きく改善されている。7両編成中2両だけがモーターを持つモハネであり、その他5両は動力音を気にすることなく眠ることができる。583系時代は一編成を構成する全車両の半数ないしは3分の2ほどがモハネであったことを考えるとその差は歴然。その動力車両となるのはノビノビ座席の車両(5・12号車)とB寝台個室「ソロ」の車両(3・10号車)である。
連結・解除の作業は岡山駅で行われる。上下とも客扱いの時間帯に行われるので見られる可能性はある。
◆寝台特急出雲号関係のお役立ちサイトご紹介
【鉄道模型製作用参考写真集】
・・・編成単位ではなく、1車両ごとのサイドビューをとらえた写真集。大きな画像データなので細部に至るまで見て確かめることができる、非常におすすめのサイト。(現時点では該当写真なし)
【座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。
285系・サンライズ出雲
◆寝台特急サンライズ出雲号のデータファイル
【登場時:1998年7月10日】出雲2・3号を伯備線経由とし285系電車化して登場。
●運転区間:東京~出雲市 運転本数:1往復 使用車両:285系
※ 同時に出雲1・4号も出雲市発着に変更。
【2006年3月18日改正】参考:ブルートレイン出雲号廃止。
【2009年9月30日改正】車内販売の営業を終了。
【2014年末~】臨時寝台特急サンライズ出雲91・92号が繁忙期に数日運転される(2019年始時点でも継続中)。
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【2019年7月1日乗車分~】JR東日本のえきねっとJR券申込サービスにてノビノビ座席のみ取扱いを開始。