快速ミッドナイト号の簡単な解説
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◆函館~札幌を結ぶ夜行の快速列車で、青函トンネルが開通した1988年の夏から設定が始まった。津軽海峡線の快速海峡号からの乗り継ぎなど、青春18きっぷ利用者から大きな支持を受けていた。キハ27形時代には、指定席料金300円のみでゴロゴロできるカーペットカーがあり、特に人気が高かった。
キハ183系化されてからは通常の座席配置(1両は女性専用車両)となったが、ちゃいるどサロンというエリアがあり、その部分だけはカーペット敷きのエリアとなっていた。特急オホーツク号に使用されていた仕様のものらしい。キハ27形時代にも繁忙期にはキハ56形やキハ183系の余剰車両が組み込まれることがあったようだ。
2016年3月26日改正に先立って急行はなます号が廃止となり、札幌と本州方面を結ぶリレー列車的役割の夜行列車がなくなってしまった。そこで一部のファンが思い出す列車としてこの快速ミッドナイト号が話題に上っているようだ。
※画像提供:Amanogawa_exp様
◆快速ミッドナイト号のデータファイル
【登場時:1988年7月1日】
・ ●運転区間:函館~札幌 運転本数:1往復(毎日運転の臨時)
使用車両:キハ27形550番代(カーペットカー)・キハ27形500番代(ドリームカー)
【 同年11月】定期列車となる。
【1990年3月】1両(カーペットカー)増結して3両基本に。
【1998年12月】季節列車化。
【2000年12月1日】キハ27形での最終運転到着日。
【2000年12月10日】キハ183系気動車での運転開始。
【2002年9月11日】最終運転到着日。廃止。
◆快速ミッドナイト号のお役立ちサイトご紹介
・ 【鉄道模型製作用参考写真集】・・・編成単位ではなく、1車両ごとのサイドビューをとらえた写真集。大きな画像データなので細部に至るまで見て確かめることができる、非常におすすめのサイト。 ●キハ27(ミッドナイト:キハ56・キハ182増結)
・ 【今を走る夜行列車たち】・・・現在はあまり更新されていないようだが、参考画像として貴重な資料。●快速ミッドナイト
・【復刻国鉄色-夜行快速ミッドナイトの旅】・・・実際にご乗車された方のレポート記事。