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特急宇和海号の簡単な解説
◆ 松山~宇和島を結ぶ特急として14往復運転されている特急宇和海号。急行うわじま号などを廃止し、松山駅以西を系統分離して登場した。
1990年に誕生した当時は185系ディーゼル特急だったが、現在では2000系を使用しているため、120km/h運転が可能になり、スピードが格段にアップした。特急しおかぜ号、特急いしづち号からの乗り換え需要が大きいが、通し特急料金適用により割安感が向上した。また、松山駅での乗り継ぎは同一ホームの北寄り・南寄りに連なる形で行なわれる。
※画像提供:堤昭仁様・トレインブックス伊藤様
2020年代になると2700系が土讃線・高徳線に投入され、2000系・N2000系の活躍の場が末端区間に限られてきた。終の棲家というか、この場所でもう一花というか、そんな姿を見る特急宇和海および特急あしずりは隠れた人気列車となっている。
※画像提供:KOGANETURBO様
◆特急宇和海号のお役立ちサイトご紹介
●【トレインブックス】
・・・形式写真を撮り続けていらっしゃる、貴重な資料写真です。 TSE2000系試作車による特急宇和海
◆特急宇和海号のデータファイル
【登場時=1990年11月21日】
・ ●運転区間: 運転本数:4往復 使用車両:キハ181系・キハ185系
・ ●最高速度110km/h 最短所要時間:1時間30分 表定速度:64.6km/h
【1991年3月改正】下り1本増発⇒上り4本・下り5本。
【1993年3月18日改正】2000系気動車投入。特急しおかぜ号、特急いしづち号を含めた系統分割により13往復に。
・ ●最高速度120km/h 最短所要時間:1時間15分 表定速度:77.5km/h。
【1994年12月3日改正】下り1本を特急いしづち号に変更。⇒上り13本・下り12本。
・ 高速化。最短所要時間1時間13分、表定速度79.6km/h。
【1995年4月5日改正】下り14本・上り15本に。これにより日中は1時間間隔で運転、全列車を4両編成とする。
【1997年3月22日改正】1往復を岡山発着の「しおかぜ」に変更。⇒下り13本・上り14本。
【2003年10月1日】アンパンマン列車登場。
【2005年3月1日改正】松山駅22時台発の下りを1本増発し、14往復になる。
【2006年3月18日改正】所要時間が延び、平均所要時間は1時間20分程度に。
【2008年3月15日改正】全車禁煙化。
【2010年6月1日改正】4両から3両に減車。
【2011年3月12日改正】エル特急の種別廃止。下り2本増⇒下16・上14に。
【2014年3月15日改正】特急いしづち号の系統分割により上り1本増⇒下16・上15に。
【 同年9月24日改正】通勤通学時間帯の2往復を5両に増車。(おもに快てーきの利用者需要に対応したもの)
【2016年3月26日改正】特急しおかぜ号の系統分割により1往復増⇒下17・上16に。
※ 運転本数の増減はこの区間の実質的本数というより特急しおかぜ・特急いしづちの区間短縮・延長との兼ね合いによる部分が多く、特に1995年のダイヤ改正以降はこの区間の列車のトータル本数に大きな変動はなく、下り1本増えたにすぎずない。
***詳細情報提供:谷澤良二様