急行いすず号の簡単な解説
◆ 名古屋・岐阜~鳥羽を結ぶ急行として1966年3月25日改正で登場。
近鉄特急と競合する区間として古くからライバル関係にあるこの区間だが、こちら急行いすず号は岐阜発着という独特のアピールポイントで対抗した。しかし近鉄特急が電車であるのに対し急行いすず号はキハ58系を用いた気動車急行であり、時間の面で大きなハンデを負っていたためほとんど歯が立たなかったようだ。ちなみに、当時の名古屋⇒鳥羽(いすず2号)の所要時間が2時間41分で、現在の快速みえの所要時間が1時間43分ということで、時代とともに大幅な改善が図られたことがわかる。
したがって1968年10月1日改正で早々と姿を消した。岐阜発着という点ではあまり利点を見出すことができず、後の1990年になって快速みえ号を新たに設定、急行料金不要での速達列車はある程度注目を集め、さらにキハ75系を投入してスピードアップを実現し、現在に至るまで健闘を見せている。
急行いすず号のデータファイル
【登場時:1966年3月25日】運転区間:名古屋・岐阜~鳥羽 使用車両:キハ58系
【1968年10月1日改正】廃止。
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