寝台特急はくつる号◆データファイル(2024-05) | 列車データ館
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寝台特急はくつる号◆データファイル(2024-05)

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寝台特急はくつる号の簡単な解説

◆ 上野~青森を全線東北本線経由で結ぶ寝台特急列車として、東北新幹線八戸開業の2002年まで運転されていた寝台特急はくつる号。1994年まで583系電車寝台車を使用していたが、24系25形客車寝台に置き換えられ、最後の8年を走破した。上野駅に到着した寝台特急はくつる号

1988年の青函トンネル開業までは、同じく寝台特急ゆうづる(常磐線経由)と共に北海道へ渡る目的の利用者も多かった。特に、この特急はくつるは函館~網走間を直通する特急おおとりとのリレーが上り下りともに20年以上にわたって続き、繰り返し利用する人たちにとってわかりやすい組み合わせが確立されていた。言うまでもないが、青森~函館間は青函連絡船を利用する前提である。

上野~青森を結ぶ2つの寝台列車が「鶴」を名前に含む理由は、いずれも北海道連絡列車としての使命に主眼を置いており、北海道の象徴のひとつである丹頂鶴のイメージを含めたものだという。

1982年のダイヤ改正までは昼行特急はつかり号と全く同じ区間設定だった。

派生列車「寝台特急ウィングはくつる」

1991年3月19日に成田線の成田~成田空港を結ぶ新線が開通したことをうけて、東北地方から成田空港への直行需要を開拓する命を受けて上りのみ設定の寝台特急ウィングはくつる号が青森⇒成田空港で運転された。4月25~30日と、8月9日~13日に運転されたものの手応えをつかむことはできず、結局この11日間の後再び設定されることはなかった。583系が成田空港駅に乗り入れた希少な例として刻まれている。なお、この列車は東北本線を南下して上野ではなく新宿に到着し(新宿発4:55)、その後成田空港に向かう列車だった(成田空港着6:39)。ヘッドマークは通常の寝台特急はくつると同じものが使用された。

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◆寝台特急はくつる号のデータファイル

【登場時:1964年10月1日】
・ ●運転区間:上野~青森  運転本数:1往復  使用車両:20系・EF58・ED71・C60+C61
【1965年10月改正】盛岡電化開業。EF58・ED71(黒磯~仙台)・ED75(仙台~盛岡)・DD51重連
【1966年3月】EF58・ED75・DD51
【1968年6月20日改正】583系電車寝台化

583系寝台特急はくつる号青森駅

583系寝台特急はくつる号青森駅

【1972年3月15日改正】食堂車の営業を中止。
【1978年10月】トレインマークをイラスト化。
【1982年11月15日改正(東北新幹線本格開業)】1往復増発⇒2往復に。
【1988年3月13日(青函トンネル開業)改正】1往復廃止⇒1往復に。
【1990年10月1日改正】1号車に女性専用車両、レディースカー導入。
【1991年4月25日~8月13日】試験的に寝台特急ウィングはくつる号を運転。
【1993年12月1日改正】寝台特急ゆうづる号の臨時化に伴い1往復増発⇒2往復に。
・ 5号車をB寝台車から普通車指定席に変更。寝台特急はくつる号カヤ24
【1994年12月3日改正】1往復を臨時列車格下げ。定期列車として残った1往復は24系25形客車に変更。
【2002年10月】臨時はくつる号の運転終了。
【 同年12月1日(東北新幹線八戸開業)改正】 廃止。

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上野駅の長距離列車のホームで出発の時を待つ寝台特急はくつる号。583系電車寝台の最後尾のテールランプとブルーのテールマークが、とても明るいとは言い難かったホームの空間にきれいに浮かび上がる。同じ区間を走っていた昼行特急はつかり、常磐線経由の特急みちのく、上野~仙台の特急ひばりとも共通運用だった。583系寝台特急はくつる号

 

◆お役立ちサイトご紹介

・ 【座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。 ●24系 はくつる

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