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特急はしだて号の簡単な解説
◆ 京都・福知山~宮津・天橋立・豊岡を結ぶ特急列車として運転されている特急はしだて号。大半は特急まいづる号との併結運転をし、天橋立⇒福知山の上り1本のみ全区間単独運転となっている。
北近畿ビッグXネットワークのお約束で、福知山で大阪方面からの乗客が特急こうのとりから乗り換えしやすいようにダイヤが組まれている。
非電化時代に特急あさしお号が結んでいた都市間の一端を担っているが、その当時経路となっていた舞鶴線ではなく京都丹後鉄道宮福線を経由して天橋立、また豊岡発着となっている。KTRタンゴディスカバリー車両を使用した列車もあり、バラエティーに富んでいる。289系は2016年3月改正で特急こうのとりの運用に集中されるようになり、一旦運用から消えてしまったが2018年3月の改正で特急きのさきとともに1往復ずつ289系を使用する形態に戻った。
***画像提供:kogane-turbo様
2024年⇒2025年の変化について(快速区間)
2024年3月ダイヤ改正以降、京都~宮津(下1)、京都~天橋立(下3・上2)、京都~久美浜(下1・上2)、福知山~天橋立(上1)の計5往復だが、実際には久美浜発着の列車は快速として久美浜の先も運転される豊岡発着列車だ。
2025年3月改正では、豊岡発着という点では変わらないものの「夕日ケ浦木津温泉」駅以西を快速運転とするようで、快速運転の区間が長くなる。その理由を考えたのだが、おそらく末端区間の利用促進ではないだろうか。少人数の乗客を特急料金を取って乗せるよりも、もっと多くの乗客に利用してもらうほうが良いということかと思われる。
ではなぜ主要駅である網野以西にしなかったのか。それはある程度の需要を見込める豊岡~網野の利用者からは特急料金を徴収したいという思惑があるからだろう。
2025年3月改正以降のまとめ:京都~宮津(下1)、京都~天橋立(下3・上2)、京都~夕日ケ浦木津温泉(下1・上2)、福知山~天橋立(上1)の計5往復
◆特急はしだて号のデータファイル
【登場時:1996年3月16日(山陰本線・園部~福知山間および北近畿タンゴ鉄道天橋立まで電化)】北近畿ビッグXネットワーク
・ ●運転区間:京都~天橋立 運転本数:4往復 使用車両:183系
【2003年10月1日改正】下り2本が特急まいづる号との併結運転に。
【2007年3月18日改正】全車禁煙化。
【2010年3月13日改正】1往復が豊岡発着になる。
【2011年2月28日】車内販売の営業終了。
【 同年3月12日改正】タンゴディスカバリー号を一部吸収⇒計5往復に。KTR8000形・287系を投入。
【2013年3月16日改正】183系が引退⇒381系に置き換え。
【2015年4月】KTR8000系がリニューアルして丹後の海」仕様に。
【2015年10月31日改正】381系引退⇒289系を投入。
【2016年3月26日改正】289系がこうのとりに集中運用に変更。⇒KTR8000形・287系で運用。
【2018年3月17日改正】再び289系運用が1往復復活。
【2021年3月13日改正】289系運用が再び消滅。
◆特急はしだて号関連のお役立ちサイトご紹介
・ 【鉄道模型製作用参考写真集】・・・編成単位ではなく、1車両ごとのサイドビューをとらえた写真集。大きな画像データなので細部に至るまで見て確かめることができる、非常におすすめのサイト。 ●183系800番台 国鉄色
・ 【座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。 ●183系 ●287系