「富士登山電車」はその名の通り、富士山を楽しむための登山電車としてデザインされた列車。水戸岡鋭治氏(ドーン・デザイン)がデザインしたことで知られ、同デザイン事務所が手掛けた車両が東日本に進出するきっかけとなった車両と言っても過言でない。2009年8月8日に「大月~河口湖」を結ぶ快速電車として運行を開始した。車両は元・京王5000系(陣馬・高尾などにも使用された)の富士急1000形。
車両は「赤富士」と「青富士」の2両編成。「赤富士」車両は基本的に、200円の特別料金が必要な「着席券車両」で乗車前に駅で着席券の購入が必要だが、空席状況によっては自由席メインの「青富士」車両にあるサービスカウンターで着席券を購入することもできる。2往復の設定となっている。
外観は開業時の車両「モ1号」の「さび朱色」で塗装されていて一見地味だが、景観に調和した車両というも方もできる。
レトロモダン調の内装は木や布の自然素材をできる限り使用したつくりになっている。ソファや展望席などの多彩なシート配置、ライブラリーやカウンターなど のコーナーも様々で車内を探検したくなってくる。
座っても、立っても、歩きながらでも富士山を愛で、楽しめるしかけがいっぱいの旅を満喫できそうだ。
~富士急行HPより一部
大月駅で特急あずさ、または特急かいじとの連絡が図られている。
富士登山電車のデータファイル
【登場時:2009年8月8日】運転区間:大槻~河口湖
・ 使用車両:1000形(2両)
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