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のと里山里海号の簡単な解説
◆ のと里山里海号は、のと鉄道が運行する観光列車で、JR西日本・七尾線の七尾駅と自社線の穴水駅を結んで運行されている。車両はNT300形で2両存在している。いずれも既存車両の改造ではなく新製車両としてこの状態で登場しており、のと鉄道の意気込みを感じられる。301号車が里山、302号車が里海と名付けられている。
おもに週日に運転される「カジュアルコース」と、土曜・休日を中心に運転する予約制の「ゆったりコース」という2種類があり、スケジュールと予算にあわせて選択することができる。
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カジュアルコースは予約不要・自由席ということで利用しやすい反面、お客さんが殺到したら乗れないかという心配が少しある。料金は、運賃を通常通りに券売機で購入し、乗車した後で乗車整理券(300円)をアテンダントさんにお支払することになるので好きな席に座って待てばOK。ちなみに、小学生や未就学児も座席を使用するため乗車整理券の料金が必要。
「震災語り部観光列車」出発!2025年4月~
2025年4月6日(日)より、「震災語り部観光列車」として運行を再開することになった、のと里山里海号。
運転日には普通列車に増結し、1日3往復する。震災の話をきちんと伝えるため、以下の通り3駅以外の乗降はできない。まずは4月6日~5月11日までの土・日・祝日、7月19日~8月31日までの土・日・祝日に運行、以降は夏頃に決定するとしている。
600D(0号) 穴水8:46発 → 和倉温泉9:28着 → 七尾9:35着
601D(1号) 七尾9:59発 → 和倉温泉10:05発 → 穴水10:50着
602D(2号) 穴水12:02発 → 和倉温泉12:50着 → 七尾12:56着
603D(3号) 七尾13:12発 → 和倉温泉13:19発 → 穴水14:04着
604D(4号) 穴水14:14発 → 和倉温泉14:58着 → 七尾15:08着
605D(5号) 七尾15:24発 → 和倉温泉15:30発 → 穴水16:16着
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嬉しかったアテンダントさんの心遣い
観光列車というものは、車両設備の豪華さもさることながらそこでの心温まる思いが鉄道旅の良さを印象付けるものだと感じる。こののと里山里海号に乗車した際に感じたのがまさにそれだった。
走り始めてしばらくたった頃、アテンダントさんのお一人が小さな籠をもって回ってこられ、「車内が乾燥してまいりましたので、よろしかったらキャンディーをいかがですか」とお声をかけてくださった。
些細なことに思えるかもしれない、このちょっとした心遣いがとても心地よく、「また乗りたいな」とか「乗って良かったな」と思わせるひとことだった。キャンディーを受け取って「ありがとう」と言いながら小さな子供たちの顔がニッコリするのを見ると、本当にこんな小さく見える心遣いが決して小さくないんだなぁと思えた瞬間だった。
(日本海ファクトリー・取材旅行より)
のと里山里海号のデータファイル
【登場時:2015年4月29日】運転区間: 七尾~穴水 (往復)
・ 使用車両:NT300形(2両)
【2024年1月1日】能登半島地震発生により運休へ。
【2025年4月6日】「震災語り部観光列車」として運行を再開
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