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近鉄30000系ビスタカーの簡単な解説
◆ 先代ビスタカー10100系の後継車両として1978年に登場した近鉄30000系は1編成4両で構成される3代目ビスタカー。4両のうち、両端の制御車を除く2両が2階建て構造となっている。新幹線100系が登場するまでは旅客車両として唯一の2階建て車両として異彩を放っていた。2階席は窓を拡大し展望性をアップし、1階席は個室サロン風の造り。1979年のブルーリボン賞受賞車両だ。
近鉄を代表する特急車両であり、名阪・名伊・京伊・阪伊・京奈・阪奈など、標準軌区間の多くで活躍してきた。21000系アーバンライナーの登場まではフラッグシップと言える存在だったが、23000系伊勢志摩ライナー、さらには観光特急しまかぜのさらに80000系ひのとりの登場により徐々に影が薄くなりつつある。
もちろんその間にもかがやきを保つためのテコ入れは行われてきた。1996年から2000年にかけて大幅なリニューアルが実施され、ビスタEXとしての再出発となった。中間2両から制御車の連結部付近(Vマーク)にかけて、車体の下半分を白に塗り分けることで新鮮な印象を与えた。また、2012年から2014年にかけて2回目の車体更新工事を実施、2016年からはさらに車体塗装の変更が始まっている。
※ 画像提供:KOGANETURBO様
近鉄ビスタカーのデータファイル
【登場時:1978年12月30日】 運転区間:近鉄線(標準軌区間)
・ 使用車両:30000系(両)
【1979年】ブルーリボン賞受賞。
【1996年~2000年】リニューアル工事。ビスタEXへ。
【2010年4月から2012年3月】2回目の車体更新。
【2020年3月14日】名阪特急から基本的に撤退。
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