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上志文スキー号の簡単な解説
◆札幌~上志文を結ぶスキー用臨時列車として1985年まで走っていた上志文スキー号。運行経路は「札幌~(函館本線)~岩見沢~(室蘭本線)~志文~(万字線)~上志文」であり、距離的には大した長さではないが、乗り換えなくスキー場に行ける列車として設定されたのだろう。
ローカル線の希薄な存在感という観点からすると、万字線(全23.8km)に入って志文~上志文(6.6km)だけではあるが、この路線にも愛称がついた列車が、しかも急行型車両で走っていたということに少々驚きを感じる。もっとも、快速という表記は時刻表上でも見られないので、あくまでも普通列車扱いである。
1970年代を中心に「上志文銀嶺号」という愛称で、国鉄時代のスキー列車の例に倣った愛称だった時期もある。1978または79年ごろに上志文スキー号となったものと思われる。残念ながらこの1985年3月31日に万字線そのものが廃止となってしまったため、この列車も当然のごとく姿を消した。*** 画像提供:タケちゃん様
◆上志文スキー号の歴史
この上志文駅の最寄りのスキー場は1960年代前半にオープンしており、それ以降のある時期にこの列車が設定されたのは間違いなさそうだ。1969年の12月には確かに走っていたことが分かっているが、それ以前の記録については資料がなく、不明。車両については、画像の通りのキハ56系が使用されていたことはわかるが、初期からそうだったのかはわからない。
上志文スキーのデータファイル
【登場時:】運転区間: (往復)
・ 使用車両:(両)
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