SLがんばろう岩手号の簡単な解説
◆ 東日本大震災の後の復興イベントの一環として、2011年11月19日に岩手県の一ノ関から北上までの区間で運転されたのがSLがんばろう岩手号。
C61型蒸気機関車の牽引で旧型客車を用いて運転されたこの列車は、翌2012年4月から6月まで実施する岩手DC(デスティネーションキャンペーン)のプレイベントも兼ねていた。ちなみに翌日の11月20日にはDE10型ディーゼル機関車の重連を先頭にしたDLがんばろう岩手号が運転され、C61 20が最後尾につく、昨日とは逆の編成で北上発一ノ関行きとして運転された。(DE10の先頭についたマークは「SL」の部分を「DL」に置き換えたデザインだった)
※画像提供:日本海ファクトリー仙台特派員
東北本線でのSL運転は実に6年ぶりのことであったがこの翌年にはD51 498を牽引機としたSL銀河ドリーム号とSLイーハトーブいわて物語号が運転された。
なお、区間は異なるものの、その後岩手県内では釜石線にSL銀河号が定着するなどSLとの深いつながりが出来上がっており、それらの前段階として大きな役割を果たしたのがこの列車といえるかもしれない。