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急行シュプール猪苗代号の簡単な解説
◆ 上野と磐越西線方面を結んでいたスキー専用列車、急行シュプール猪苗代号。1987年年始に運転された急行スキートレイン猪苗代号の後を継いで、1988年1月から運行を開始した。当初は485系9両編成(勝田車)を活用していたので特急あいづ号の雰囲気を醸してはいたが、そこはシュプール号らしく、行きは赤羽と大宮に停車した後は目的地の猪苗代まで客扱いを一切行わず、まさしくスキー専用列車のカラーだった。
※画像提供:Amanogawa_exp様
もう一つのシュプール号らしい特徴として、帰りの昼行運転ではお弁当調達のための停車が実施されたことが挙げられる。ほぼ一貫して郡山駅と黒磯駅で、しかしシーズンによっては郡山駅のみで実施された。ただ、ラストシーズンとなった1999年1~3月は勝田区の485系がE653系に置き換えられたことに伴い、下りは583系(青森車)に変更して寝台急行に変更、一方の上りは取りやめとなり、名物の弁当シーンは前年で見納めとなった。
急行シュプール猪苗代号のデータファイル
1988/1/8~3/20 上野~猪苗代 485系9両(勝田車)
1989/1/13~3/21 同上
1990/1/12~4/1 上野~会津若松 弁当:郡山のみ
1991/1/11~3/10 上野~会津若松 14系ハザ6両
1992/1/17~3/22 上野~猪苗代 485系6両(この年は南秋田車)
1993/1/8~2/28 上野~会津若松 485系7両
1994/1/7~3/13 同上
1995/1/6~3/12 同上
1996/1/12~3/31 同上
1997/1/10~3/16 同上
1998/1/9~3/15 同上
1999/1/14~3/12 上野~会津若松 583系6両(青森車) 全B寝台の寝台急行