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SL銀河号の簡単な解説
◆ SL銀河号は全線岩手県・釜石線内の、花巻~釜石を結ぶ観光快速列車。SL・C58-239を先頭に、4両の客車が続く編成・・・と言いたいところだが、実は気動車であるキハ141系をつないだものである。もっとも、4両のうち、両端の2両が動力を有し、中間の2両はキサハ(無動力車)である。
釜石線でのSL復活運転の歴史は長く、1989年にさかのぼる。愛称は「ロマン銀河鉄道SL(+年号下2桁)」としていたようだが、1995年からはSL銀河ドリーム号として確立されていた。
やがて、岩手県営運動公園に保存されていたC58-239を復活させようとの計画が持ち上がり、2014年4月に実現して現在に至っている。青⇒紺色への段階的グラデーション(なんと8段階)のボディに星と星座が象られたデザインが印象的だ。
この列車についてもJR東日本の車両デザインを多く手掛けている奥山清行氏が手掛けた。車内もギャラリーやプラネタリウムなど、この列車ならではの仕方で宮沢賢治のイーハトーブの世界を映しだしている。
SL銀河号のデータファイル
【登場時:2014年4月12日】運転区間: 花巻~釜石 (1往復)
・ 使用車両:C58 キハ141
【2014年12月6日】SL銀河ナイトクルーズを実施。ライトアップされた宮守川橋梁など「銀河鉄道の夜」をイメージ。
【2020年3月22日】「SL銀河」を用いて聖火の輸送を実施。
【2020年4月8日~5月31日】新型コロナウイルスの影響で予定を取りやめ。
【 同年7月18日】運転再開。
SL銀河ドリーム号の画像
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SL銀河号がC58-239で運転を開始する前の、D51によるSL銀河ドリーム号。運転したスジは現在のSL銀河号とは全く異なっていた。また、北上発でもあったので、相違点は結構多い。
とはいえ、沿線のおもてなしなどは当時から受け継がれているものも多く、しっかり熟成されてSL銀河号につながったのだろうという印象だ。
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