快速エアポート号◆データファイル(2024-3改正版) | 列車データ館
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快速エアポート号◆データファイル(2024-3改正版)

い~お
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快速エアポート号の簡単な解説

◆新千歳空港と札幌・小樽を結ぶ快速列車。新千歳空港ターミナルビルと延伸路線の完成に合わせ、「空港ライナー」を愛称変更したのが快速エアポートだ。1992年7月に登場し、空港駅と札幌を最速37分(特別快速エアポートは35分)で結んでいる。なお、2024年春からはコロナ後の需要な回復に対応して最大毎時6往復へと(+1)増発する。

2016年3月26日ダイヤ改正までは、そのまま札幌から特急となって旭川と結ぶものもあった。当初は781系を使用して特急ライラック、そして785系に置き換わって特急スーパーホワイトアロー、そして2007年からは789系または785系を使用した特急スーパーカムイ号との組み合わせで連続運転をしていた。それらは2016年の改正後は系統分割され、札幌~新千歳空港間の快速は733系3000番代を中心にした運用となった。721系、733系などが運用に就いている。785系スーパーカムイ・エアポート

Uシート

Uシートと呼ばれる指定席車を1両含み、確実な着席を望む人の要望に応えるとともに、大型スーツケースなどの大きな荷物を置くスペースも備えた列車として大いに支持されているが、2016年3月改正以降は座席指定料金が大人310円から510円となったが2022年3月からは840円へ大幅値上げとなる。733系快速エアポート

2020年3月14日からはより速達性の高い「特別快速エアポート」が登場した。千歳線内で停車駅を絞り、千歳・恵庭・北広島・白石には停車しない。

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快速エアポートのデータファイル

【登場時: 1992年7月1日】運転区間:小樽・札幌~新千歳空港
・   使用車両:721系・711系(6両)・781系(4両)

【1998年12月8日】721系運行列車でのヘッドマーク使用終了。

【2000年3月11日】快速マリンライナー廃止分を吸収し増発。
【2000年11月】721系に指定席「uシート(半室)」の連結開始。
【2001年7月1日】781系にも指定席「uシート(半室)」の連結開始。
【2002年3月16日】最高速度を130km/hに向上。特急ライラックとの組み合わせ終了。
・ 785系電車を使用して特急スーパーホワイトアロー(5両)との組み合わせで連続運転となる。
【2003年9月15日】Uシートの半室を全室にする工事完了。
【2014年7月19日】733系3000番代投入開始。
【2014年8月30日】最高速度を120km/hに引き下げ。
【2016年3月26日】特急スーパーカムイとの連続運転を廃止。特急車両の使用も終了。
【2020年3月14日】速達型「特別快速エアポート」登場。
【2022年3月】Uシートは840円へ大幅値上げ
【2024年3月16日】毎時5本から同6本に増発(9時~16時)。6本中1本が特別快速(小樽直通)、2本が区間快速、さらに快速の1本が小樽直通となる。

快速エアポート号の画像

781系快速エアポート-t2

白地に薄紫色帯のJRカラーの時代に加え、その前の国鉄特急色の時代にもその運用が見られたようだ。
※画像提供:Teru-t2様(無断使用禁止)

◆小樽系快速エアポート号の画像

このページの上の方にある車両画像は733系使用した快速エアポート号。南千歳駅から新線を通って新千歳空港駅に向かう。(トワイライトエクスプレスの車内から撮影)

721系快速エアポート・そして721系快速エアポート号の小樽駅でのシーン。この列車はすべて小樽で折り返すため、改札口を入って左側n進んだ先の、切欠き型ホームにて発着するようになっている。
・この列車の最大のセールスポイントは何と言っても大型荷物を置けるスペースではないだろうか。空港アクセス列車である以上、大型の荷物を持って乗車する人がいて当然であり、その要望にしっかり応えた設備を備えたといえる。そして1両につき3扉でデッキ付きの2室構造になっているが、そのデッキから室内に入る扉が非常に幅広であることもこの列車の目的にかなった作りと言えよう。

・指定席のUシートにおいては、座席のシートピッチが1030mmとかなり広く取られており、回転式リクライニングシートであるなど、快速列車とはいえ非常に快適な設定となっている。  ちなみに、シートピッチについては国鉄型特急車両の普通座席の多くが1000mm以下であったことも補足しておきたい。

721系Uシートの座席721系快速エアポート号のUシート座席配列

・Uシートの座席のカラーは紺色系のシートを中心に、ところどころに赤系のシートが混じる配置になっている。

◆旭川系快速エアポート号の画像(~2016/3)

789系スーパーカムイ・エアポート

・小樽系快速エアポート号が近郊型車両で運転するのとは対照的に、2016年3月ダイヤ改正までは札幌からスーパーカムイに変身して旭川を結ぶものもあった。こちらはすべて特急型車両、785系・789系が使用されていて、旭川から空港へ向かう列車には「スーパーカムイ・エアポート」のヘッドマークがLEDで表示された。

札幌で列車名が変わる設定になっているが、Uシートで継続乗車の人の場合は札幌以南の座席指定料金をあらためて支払う必要はない。なお、2種類の車両のうちのどちらが来るのかは、来てみないとわからないという面白さがあった。

 

◆快速エアポート号の今後の見通し(不透明)

快速エアポート号の起点・終点となる新千歳空港駅は1992年に開業した南千歳~新千歳空港間2.6kmの新線の終端駅。新千歳空港ターミナルビルのオープンにあわせて開業した。当時の需要の見立てが悪かったというべきか、単線で建設し駅のホームも1面2線6両編成対応のものが作られた。

やがて、インバウンド需要が爆発的な増加を見せ、同時にJR北海道の立て直しのカギを握る存在となった今、供給の限界などと言っている場合ではなく、はっきりとした手を打つべき状況となっていた。

それで、大胆な新構想が明らかになったのだが、まず
●南千歳~新千歳空港間の複線化
●苫小牧、帯広方面への直通化

【北海道新聞2018年5月2日付】
南千歳~新千歳空港間について、苫小牧側への貫通のほか、複線化を行う。帯広・釧路方面に通じる石勝線の起点も南千歳駅から新千歳空港駅に変更する

【NHK2018年5月2日放送】
JR北海道が空港と鉄道のアクセスを改善するため新千歳空港駅から乗り換えなしで道南や道東方面に向かうことができるよう路線の改修工事を検討」

こうした報道は快速エアポート号の今後の見通しを明るいものにし、JR北海道全体として見ても屋台骨を強固なものにすることにつながりそうだ。

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