特急おおぞら号・スーパーおおぞら号◆データファイル(2023-11) | 列車データ館
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特急おおぞら号・スーパーおおぞら号◆データファイル(2023-11)

特急おおぞらキハ183系スラントノーズ い~お
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特急おおぞら号の簡単な解説

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◆ 札幌~釧路を結ぶ特急で、2020年3月まではスーパーおおぞら号として、長らく運転されてきた。キハ183系時代・特急とかち誕生前には帯広行きのおおぞら号も設定されていたが、名称分離という形を採った。しかし、当時帯広行きを含めて7往復だったのが、2013年10月までは釧路行きだけで7往復あり、需要が大きくなったことがわかる。

キハ261系・LED特急おおぞら

キハ261系・LED特急おおぞら

 

残念ながら一連の不具合・不祥事の影響を受けて1往復減便、110km/hに速度制限という状況に追い込まれている。過去には一時期、急行まりも号の格上げという形で寝台車を連結した特急おおぞら号が存在した時代があった。キハ183系気動車の編成に14系客車を組み込むという変則的な編成だったが、後に特急まりも号に名称変更された。

2020年3月14日改正ではJR北海道のすべての特急から「スーパー」の呼称が廃されることになり、スーパーおおぞらのすべてが再び「特急おおぞら」で一本化されることになった。また、2022年3月12日からはすべての車両がキハ261系となり、スーパーおおぞらを象徴する存在だったキハ283系が終わりを迎えた。スーパーのつかない「特急おおぞら」として走ったキハ283系は2年の短い期間だった。

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◆特急おおぞら号のデータファイル

【登場時】1961年10月1日改正
・●運転区間:函館~旭川  運転本数:1往復  使用車両:
キハ82系特急おおぞら【1962年10月1日改正】
・釧路駅発着編成を連結開始。現在のおおぞら号のルーツはここから。
【1967年3月1日改正】旭川駅発着編成を分離。
・おおぞら号は函館~釧路間(室蘭本線・千歳線経由)の運行となる。
【1970年10月1日改正】1往復増発。2往復体制となる。
・(「特急おおとり」の釧路駅発着編成を分離したもの)
【1972年3月15日改正】
・3往復となる。1往復には旭川駅発着編成が復活。
【1980年2月10日改正】新型気動車キハ183系を1往復に導入。183系・国鉄色おおぞら
【同年 10月1日改正】旭川駅発着編成を廃止。
【1981年10月1日改正】全列車を石勝線経由に変更。1往復(函館駅発着)を除き札幌~釧路間の運行とした。
・  キハ183系で2往復、キハ82系で1往復に変更。
【1982年11月15日改正】全列車キハ183系に変更し食堂車の営業を終了。
【1984年2月1日改正】1往復増発し4往復となる。
【1985年3月14日改正】札幌~帯広間2往復増発。6往復になる(急行まりも号の昼行列車を特急に格上げしたもの。
・          1往復にキハ82系が復活。
【1986年11月1日改正】札幌~釧路間で1往復増発。又、帯広発着の1往復を釧路まで延長。全列車がキハ183系に。
・          全列車を札幌発着となり、函館~札幌は特急北斗に分離。(この時点で7往復)
【1990年9月1日改正】帯広発着の列車を特急とかち号に変更。おおぞら号は6往復に。キハ183系2次色
【1993年3月18日改正】夜行急行まりも号を特急とし、愛称をおおぞら13・14号に変更。
【1994年2月22日事故】西新得信号場~広内信号場間で、強風のため「おおぞら」10号が脱線転覆し、28名が負傷。
【1997年3月22日改正】キハ283系気動車導入によりスーパーおおぞら号運転開始。
・         「スーパーおおぞら」3往復+「おおぞら」4往復となる(夜行列車を含む)。
【1998年12月8日改正】1往復を「スーパーおおぞら」に変更する。
【2001年7月1日改正】全列車を「スーパーおおぞら」に変更、「おおぞら」13・14号を「まりも」に変更。ozora5
【2007年10月1日改正】「スーパーとかち」1本と「とかち」1本を釧路まで延長、おおぞら号1往復増発。
・          参考:この時、夜行特急まりも号を臨時列車に格下げ。 2008年8月31日廃止。
【2011年5月27日事故】スーパーおおぞら14号が、清風山信号場内で脱線・炎上。39人が負傷。
【2013年11月1日改正】1往復減⇒6往復に。 さらに2往復を運休に、最高速度を110km/hに制限。
【2015年4月1日】特急おおぞら(早朝・夜の)車内販売営業を終了。同時に特急北斗(スーパー北斗)(15~18号)特急オホーツク特急スーパー宗谷でも終了。
【2017年8月災害】台風の影響で橋が流失。大がかりな復旧工事が必要となる。
【 同年12月22日】運転を再開。
【2017年3月4日改正】車内販売をすべて終了。北海道ではスーパー北斗・北斗のみとなる。
【2020年3月改正】スーパーの冠を外し、すべて特急おおぞらとして再出発。3往復にキハ261系投入。。
【2022年3月12日改正】キハ283系が運用から外れ、キハ261系への統一が完了。

◆特急おおぞら号の画像集

このページの画像提供:♪An’s Railway memo☆ 様 K-office様 タケちゃん様 Amanogawa_exp様(いずれの写真も無断使用・転載を厳禁)

札幌近郊から千歳線などを走る際には架線下を走ることになる特急おおぞら号だが、振り子式を採用したキハ283系車両が走り抜ける姿は電車顔負けのスピード感たっぷりだ。(ただし、2011年の事故およびその後の不具合続出により一旦減速運転をする処置がとられている)
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・キハ283系スーパーおおぞら号の活躍する四季の姿

こちらの画像は2020年3月のダイヤ改正で「スーパー」が取れた後の特急おおぞら号。キハ283系との組み合わせは思いのほか短く終わる可能性があるので、今のうちにしっかり見ておきたい。

ちなみに、ただ単にスーパーの文字を消去しただけではなく、おおぞらの文字位置など、バランス調整も図られている。

キハ80系特急おおぞら・苗穂カーブ

 

いかにも北海道の長距離特急といった、懐かしのシーン。函館から一旦札幌に達して再び南下して道東へと向かう列車はこの区間を2度通るということで「2度おいしい撮影スポット」として知られていたようだ。

適度に積もった白銀の世界を疾走し、軽く雪煙を挙げる国鉄色のキハ80系はやはり現代の車両にはない流麗な美しさがあり、色褪せない魅力を感じることができる。

(画像提供:タケちゃん様)

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◆お役立ちサイトご紹介

特急スーパーおおぞらサイドLED

●【座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。 ●283系スーパーおおぞら

 

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