⇒ 特急伊那路号のヘッドマーク事典はこちら
特急ワイドビュー伊那路号の簡単な解説
◆ 豊橋~飯田間を結ぶ特急として現在も運転されている特急ワイドビュー伊那路号。長野県第4の都市でありながら鉄道交通においては孤立した地域であった飯田市。だが、この伊那路号が特急に格上げされたことによって東海道新幹線からのアクセスが大いに向上した(ひかり号)。登場した時からJR東海の新型特急車両373系を使用した快適な設備の特急列車だ。
長野県の都市である飯田からの唯一の優等列車が、県内輸送でないというのは少々意外な気がする。しかも、県内輸送を担う快速みすず号とワイドビュー伊那路号の連絡が全く取られていないというのも驚きである。
天竜川渓谷を走る飯田線は極端に路線形状が悪いため、新型車両とはいえスピードが出しにくい区間だ。そのため、JRの数ある特急の中で表定速度が2番目に遅い列車という、ありがたくない項目でランクインしている。
1996年7月からはワイドビュー伊那路号として親しまれてきたが、JR東海ではすべての「ワイドビュー」特急を2022年3月改正からシンプルな名称に戻すことを発表した。
◆特急ワイドビュー伊那路号データファイル
【登場前:1992年12月29日改正】臨時急行伊那路号登場。
【登場時:1996年3月16日改正】特急伊那路号となる。
●運転区間:豊橋~飯田 運転本数:2往復 使用車両:373系
【 同年7月26日改正】ワイドビュー伊那路に名称変更。
【2007年3月18日改正】全車両禁煙化。
【2013年3月16日改正時点】基本的に変更はなし。
【2022年3月12日】「ワイドビュー」を取りやめ。特急伊那路号に戻る。
*** 画像提供:koganeturbo様
◆特急ワイドビュー伊那路号のお役立ちサイトご紹介
●【小さな雪】・・・ワイドビュー伊那路号をいろんな角度から紹介してくれています。 ●ワイドビュー伊那路
●【座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。 ●373系ワイドビュー伊那路