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特急うずしお号の簡単な解説
★ 岡山・高松~徳島を結ぶ特急として1988年に登場し、16.5往復運転されている特急うずしお号。1988年の本四備讃線開業に合わせて「急行阿波」を特急に格上げ、かつ一部を岡山延長する形で登場したJR世代の特急だ。運用車両はキハ185系、2600系・2700系新型車両でグリーン車はなく、モノクラス編成の特急である。
この特急うずしお号という愛称はかつて大阪~宇野を結んだ特急に使用され、16年ほどのブランクの後この列車に採用され、今に至っているものである。
◆特急うずしお号のデータファイル
【登場時:1988年4月10日】
・ ●運転区間:岡山・高松~徳島 運転本数:11往復(岡山発着は1往復) 使用車両:キハ185系
【 同年9月改正】岡山発着を2往復に。
【1990年7月改正】岡山乗り入れの2往復に指定席を連結。13往復に増発。3往復が牟岐線に乗り入れ開始。
【1992年3月改正】甲浦への乗り入れ開始。
【1993年10月改正】指定席1両を連結し全列車3両編成に。
※ この年、東四国国体が開催されるに際し、編成増強を図るためキハ185系の一部を増結用に回し、本来キハ185系で運転していた特急うずしおをキハ181系で代走する処置が採られた。
【1996年3月改正】岡山発着2往復を含む6往復に、グリーン車を連結。
【1998年3月14日改正】N2000系気動車を導入。1往復増発。⇒14往復。
【 同年10月3日改正】N2000系気動車を追加導入。1往復増発。⇒15往復。キハ185系のグリーン車を取りやめ。
【1999年3月13日改正】2000系気動車再追加。徳島で系統分離し、牟岐線内は特急むろと号、特急剣山号のみに。
【2001年3月3日改正】岡山~宇多津間で特急南風と併結運転開始。
【2005年3月1日改正】1往復増発。⇒16往復。
【2008年3月15日改正】全車禁煙化。
【2011年3月12日改正】エル特急の種別を廃止。下り1本増発。⇒上り16本・下り17本。
【2017年12月2日】新型の2600系気動車を投入。3往復に採用される。
【2018年3月17日】2600系気動車をさらに1往復に使用開始。⇒4往復に。また早朝に下り1号を新設する一方で最終下り1本を廃止。 ●運転区間:岡山・高松~徳島 運転本数:上り16本・下り17本。
【2020年7月18日】2000系(N2000系含む)気動車が運用離脱。1往復のキハ185系を除いて2600系または2700系に統一。
【新型車両2600系・2700系を真っ先に投入!】
2017年12月2日より、新型特急用気動車2600系がデビューした。この車両をどの列車に投入するかはなかなか発表されず、謎のままだったが、空気ばね傾斜式台車の効果・効率を試した結果、「カーブの続く土讃線での運用には空気容量の確保に問題がある」という結論になった。本来なら土讃線に新型車両を導入したかった様だが、土讃線ほど連続して曲線があるわけではない高徳線の特急うずしおにスライド採用となったようだ。
また2019年8月から2700系も使用開始。こちらの車両は振り子式を採用しており、コンプレッサー容量に関係なく曲線通貨性能を発揮しやすい。
当面は所要時間や運転時刻に変化はないものの、いずれはその性能がもっと引き出された使用になってくものと思われる。
※ 画像提供:谷澤良二様・KOGANETURBO様
2000系、N2000系が離脱も、キハ185頑張る
2020年7月17日の運転をもって特急うずしお号の運用はほぼ新型車両の2600系・2700系になり、送り込みを兼ねた1往復だけがキハ185系で残されることになるようだ。
特急うずしお号には185系気動車が1往復設定されており、レギュラーとしては2両編成だが中間車両としてゆうゆうアンパンマンカーが連結される日がある。その際のヘッドマークにはアンパンマンが描かれたマークがつく。
車両のカラーリングとよくマッチする水色系のマークがかわいい。
画像提供:堤昭仁様・四鉄倶楽部様・koganeturbo様。 無断使用・転載禁止
◆お役立ちサイトご紹介
●【トレインブックス・国鉄型車両図鑑】・・・形式写真を専門に撮っていらっしゃる方のサイトです。斜めからのアングルで、前面や台車周りを含めてみることができます。 ●「ゆうゆうアンパンマンカー」の キロハ186-2
●【キハ185系資料館】・・・キハ185系の特急に特化した資料集&写真集。かなり詳細な解説が含まれていて、ファンならかなり満足できるるサイト。おすすめです。 ●特急うずしお
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