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寝台特急出雲号号の簡単な解説
◆ 東京~出雲市を山陰本線経由で結んでいた夜行列車、寝台特急出雲号。
東京~浜田・出雲市を(京都以西は山陰本線経由で)結んで2往復運転のブルートレインだったが、その1系統を伯備線経由に変更したうえで寝台特急サンライズ出雲となり、残った1系統も後に廃止された。さらに時代をさかのぼると1往復だったが、寝台特急いなば号(東京~米子)というブルートレインの運転区間を延長して名称を統合したことによって2往復化された経緯を持つ。1984年2月までは寝台特急紀伊との併結運転をしていた。
非電化区間を走り、原色のDD51型ディーゼル機関車が牽引する個性的な列車として高い人気を誇った。ちなみに、寝台特急北斗星、トワイライトエクスプレスなどもDD51を使用したが、早い時期に専用色に変更となった点で大きな違いがある。
◆寝台特急出雲のデータファイル
【登場時:1972年3月15日(山陽新幹線岡山開業時)】急行出雲を特急化。
●運転区間:東京~浜田 運転本数:1往復 使用車両:20系・EF65-500・DD54
【1975年3月10日改正】24系24形客車投入。牽引機がDD54からDD51に変更。同時に姉妹列車ともいえる寝台特急いなば号新設。HMが東京~京都間のみに。
【1976年10月1日改正】24系25形に変更。
【1978年10月2日改正】寝台特急いなばを区間延長して寝台特急出雲3・2号に変更(寝台特急紀伊併結)。
【1984年2月1日改正】寝台特急紀伊の廃止により、出雲2・3号は単独運転(8両編成)に。
【 同年 】14系B寝台車の2段化改造化を推進。
【1985年3月14日】HMが全区間で復活。
【1989年】出雲2・3号に3段式B寝台車が1両復活し「出雲B3きっぷ」登場。高速バスに価格対抗するため。
【1991年3月】出雲2・3号にA寝台1人個室「シングルDX」、B寝台1人個室「シングルツイン」、B寝台2人個室「ツイン」を連結。
【 同年6月1日】出雲1・4号で食堂車営業休止し、売店営業に。
【1993年9月1日改正】下り出雲1号のみ伯備線経由に変更。
【1995年12月1日改正】出雲1号が元の山陰本線経由に変更。
【1998年7月10日改正】285系電車を投入し、出雲2・3号を伯備線経由とし、サンライズ出雲に変更。
・ 1・4号は出雲市発着に変更。
【2005年3月1日改正】東京~松江間で実施されていたブルトレ便を廃止。
【2006年3月18日改正】ブルートレイン出雲号廃止。
◆寝台特急出雲号の画像集
・1984年まではDD51にヘッドマークは取り付けられていなかった。それは、その他の路線のほとんども同様であったが、東海道・山陽本線のEF65PFが特別だった時代の一コマだ。
◆寝台特急出雲号関係のお役立ちサイトご紹介
・・・編成単位ではなく、1車両ごとのサイドビューをとらえた写真集。大きな画像データなので細部に至るまで見て確かめることができる、非常におすすめのサイト。寝台特急出雲 DD51(オハネフ先頭)・寝台特急出雲 DD51(カニ先頭)・寝台特急出雲2号 EF65・寝台特急出雲4号 EF65
【座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。24系出雲